
院長:こいしお気軽にご相談ください!
夜中に突然胸がドキドキして目が覚め、息苦しさと強い不安に包まれる。検査を受けても心臓に異常はないと言われ、このまま様子を見ていいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
整体院きなり・高槻院のこいしです。この記事では、更年期障害で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、更年期障害の症状ページもあわせてご覧ください。ここからは、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えしていきます。




自律神経の調整から始めましょう
就寝中に急な動悸で起きてしまい、そのまま眠れなくなるという相談は、40代後半から50代の女性から本当によく聞きます。
寝返りの直後や夢を見た直後に起こることが多く、しばらくすると自然に落ち着くケースも少なくありません。ただ、同じような場面で何度も繰り返す場合は、体の緊張や自律神経の状態を一度確認しておきたいところです。
数々のご相談の中でも多いのが、朝になると症状のことを忘れてしまい、結局そのままにしてしまうという声です。動悸が起きた時間帯や、その前後の状況を軽くメモしておくだけでも、後から振り返りやすくなります。
循環器内科などで一通りの検査を受けても異常が見つからないと、次にどうすればよいか迷う方が少なくありません。
体に異常がないという結果は、心臓や肺そのものに問題がないという意味であり、動悸や息苦しさの原因が消えたわけではありません。自律神経や体の緊張の状態を確認するという視点も残しておくと、次の相談先を選びやすくなります。
正直に言うと、検査で異常なしと言われるとかえって不安になる方も多いです。原因が見えないぶん、余計に気にしてしまい、それがまた症状を強めてしまう悪循環につながることもあります。
動悸や息苦しさ、強い不安感といった症状は、更年期障害とパニック障害の両方で起こるため、見分けにくいと感じる方が多いようです。
更年期障害は、動悸や息苦しさ、ほてりや発汗などの症状が、比較的継続的に現れやすい傾向があります。
一方でパニック障害は、何の前触れもなく突然強い発作が起こり、数分から30分ほどで落ち着くことが多いとされています。発作の後に、強い予期不安が残る点も特徴のひとつといえるでしょう。
更年期障害は45歳から55歳ごろに起こりやすく、月経の変化やホルモンの減少と時期が重なります。
パニック障害は10代から40代で発症することが多いとされますが、更年期の時期に初めて似た症状が出てくることもあります。どちらか一方だと決めつけず、両方の視点を持っておくと安心につながります。
年代が重なる時期に発症すると、更年期障害とパニック障害のどちらが主な背景なのか、本人でも分かりにくくなりやすいものです。焦らず、両方の可能性を頭に置いておくくらいでちょうどよいと思います。
更年期に入り女性ホルモンの分泌が変化してくると、自律神経の働きも不安定になりやすくなります。
女性ホルモンの減少は、心拍や血圧、体温の調節を担っている自律神経に影響を与えるとされています。この変化が、動悸や息苦しさ、発汗といった症状につながりやすくなるのです。
自律神経は緊張と回復のバランスで働いているため、緊張が続く時間が長くなるほど、症状が出やすくなるという見方もできます。
猫背や肩の緊張が強い状態は呼吸が浅くなりやすく、息苦しさを感じやすくする一因になることもあります。
夜遅い時間帯の食事や睡眠不足も、自律神経の負担を増やしやすい要因のひとつです。仕事や家事に追われる時期ほど、こうした生活習慣の乱れが積み重なりやすくなります。生活のリズムを少しずつ見直していくことも、負担を減らすひとつの助けになるはずです。
発作が落ち着いた後も、また同じことが起こるのではという不安がしばらく続く場合は、少し注意しておきたい状態です。
外出先や人前で発作が起きたらどうしようという不安が強い場合は、パニック障害の傾向が関わっていることもあります。特定の場所を避けるようになってきたなら、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態です。
電車や人混みなど、以前は気にならなかった場所を避けたくなっていないか、一度ゆっくり振り返ってみるとよいでしょう。
発作が怖いからと外出や予定を避け続けると、かえって不安がふくらみ、行動できる範囲が狭くなってしまうことがあります。
避けることで一時的には安心できても、次に同じ場面に出会ったときの不安はむしろ大きくなりやすく、これが悪循環につながっていきます。無理に普段通りに振る舞う必要はありませんが、動ける範囲を少しずつ保っておくことは大切です。
短い外出から少しずつ試してみるなど、負担の少ない範囲で動ける場面を保っておくと、不安に振り回されにくい状態を維持しやすくなっていきます。
強い動悸や息苦しさを感じたとき、その場でできる対処をあらかじめ知っておくと、少し安心につながります。
まずは無理に動かず、椅子や壁に体を支えて座ることから始めてみてください。呼吸をゆっくり深くすることも、症状を少しずつ落ち着かせる助けになります。
症状が強いときほど頑張って動こうとするより、その場に留まって落ち着くのを待つほうが、結果として早く回復につながることも多いようです。
その場ですぐに試せる行動としては、次のようなものがあります。
症状が落ち着いた後も、無理に普段通りに動こうとせず、少し休む時間を取っておきましょう。こうした状態が続く場合は、次の対応に移ることを考えておきたいところです。
動悸や不安感が生活に支障をきたすようになった場合は、専門の医療機関で一度確認してもらうことを考えておきたいところです。更年期障害かパニック障害か判断に迷う場合でも、自律神経を落ち着けていくことは、どちらであっても負担にならない対応のひとつです。
婦人科ではホルモンの状態を確認し、心療内科では心の状態を確認するというように、それぞれ得意とする視点が異なります。どちらに行くべきか迷う場合は、まず婦人科で相談し、必要に応じて紹介を受けるという流れでも構わないはずです。
動悸を伴う強い不安発作が繰り返される場合や、外出そのものが難しくなってきた場合は、早めの受診が安心につながります。医療機関では症状の経過に合わせて対応が変わることもあるため、詳しくは受診先で確認してください。
更年期障害とパニック障害は症状が重なりやすく、自分だけで見分けるのは簡単ではありません。発症しやすい年代や症状の続き方、予期不安の有無といった視点を、手がかりのひとつにしてみてください。
今日からは、症状が出た時間や状況を簡単に書き留めることから始めてみてください。更年期障害かパニック障害か、はっきり分からないうちは、自律神経を落ち着けていくことから始めつつ、専門家に相談しながら確認していくとよいでしょう。
体の緊張や日々の生活習慣の影響も含めて確認したい方は、整体院きなり・高槻院へお気軽にご相談ください。

