顎関節症

顎関節症とは

顎関節症とは、顎の関節やその周辺の筋肉に異常が生じることで、口の開閉時に痛みや音が発生したり、口が開きにくくなったりする疾患です。顎関節は耳の前にある関節で、食事や会話の際に重要な役割を果たしています。

この関節に問題が生じると、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。厚生労働省の調査によると、顎関節に何らかの症状がみられる患者数は約1900万人と推定されており、これは日本全人口の約半分に相当する規模です。

特に20代から30代の女性に多く見られ、女性の患者数は男性の2～3倍となっています。決して珍しい病気ではありませんが、適切な対処が必要な症状といえるでしょう。

顎関節症を放置すると、初期の軽い痛みや違和感が徐々に悪化し、口の開閉が困難になります。10年以上放置した場合、慢性的な痛みや関節の変形が進行し、通常の治療では改善が困難になることがあります。最悪の場合、手術が必要になったり、顎の骨や筋肉が硬直して元に戻らなくなったりする可能性があります。

また、全身への影響も現れ、肩こりや首の痛み、頭痛、姿勢の悪化による腰痛なども引き起こされることがあります。食事や会話といった基本的な日常動作に支障をきたし、生活の質が大幅に低下してしまう恐れもあるのです。

顎関節症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、顎関節症でお悩みの人も、一定数来院されています。

顎関節症の原因として次のものが挙げられます。

顎関節症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、顎関節の機能障害や周辺筋肉の緊張などが発生し、顎関節症が発症します。それは人によって違い、単に関節の調整や筋肉をほぐすだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。顎関節症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顎関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

スプリント療法

装着時の違和感や話しにくさがあり、長期間の使用が必要で効果が現れるまで時間がかかります。また、根本的な原因解決には至らない場合が多いのが現状です。

薬物療法

一時的な対症療法であり根本的な解決にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。症状の根本改善には限界があるといえるでしょう。

咬合治療

治療期間が長く費用が高額になることがあり、不適切な治療により症状が悪化するリスクがあります。技術者の技量に大きく左右される治療法です。

手術療法

入院が必要で身体への負担が大きく、手術後の合併症や再発のリスクがあります。最後の手段として考えるべき治療法といえます。

顎関節症を改善するために

まずはあなたの顎関節症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、顎関節症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、4種類の心身両方の検査で不調の原因を特定し、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法を提供しています。痛みもなく、体に優しい安心できる治療法です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

顎関節症のQ＆A

顎関節症は自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒することもありますが、多くは適切な治療とセルフケアが必要です。放置すると悪化する可能性が高いため、早期の対処をお勧めします。

顎関節症の人がやってはいけないことは？

硬い食べ物を無理に噛む、頬杖をつく、歯ぎしりや食いしばり、大きく口を開ける動作は避けましょう。これらは顎関節に負担をかけ症状を悪化させます。

顎関節症と顎関節炎の違いは何ですか？

顎関節症は機能的な問題を含む総称で、顎関節炎は関節の炎症に特化した状態です。顎関節症の方が幅広い症状や原因を含む概念となります。

マウスピースはどのくらいの期間使用する必要がありますか？

個人差がありますが、一般的には数ヶ月から1年程度の使用が必要です。症状の改善度合いに応じて使用期間を調整していきます。

顎関節症は完治しますか？

適切な治療により症状の大幅な改善は期待できますが、完全な治癒は個人差があります。生活習慣の改善と継続的なケアが重要です。

手術以外で改善する方法はありますか？

はい、多くの場合は保存的治療で改善可能です。当院の心身両面からのアプローチ、生活習慣の改善、ストレス管理などの組み合わせが効果的です。

ストレスと顎関節症の関係はありますか？

密接な関係があります。ストレスにより筋肉が緊張し、歯ぎしりや食いしばりが増加することで顎関節に負担がかかり症状が悪化します。

顎関節症になりやすい職業はありますか？

デスクワーク、楽器演奏者、電話オペレーター、歯科医師など、長時間同じ姿勢を保つ職業や顎を酷使する職業でリスクが高まります。

顎関節症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と顎関節症は、非常に相性がよく、中には早期に改善するケースも見られます。

これらの改善により、食事や会話といった日常の基本的な動作が自然にできるようになります。顎の痛みや違和感から解放されることで、生活の質が大幅に向上し、積極的で前向きな毎日を送ることができるでしょう。

顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。