胃潰瘍

胃潰瘍とは

胃潰瘍とは、胃の内壁を覆っている粘膜に深い傷ができ、胃壁の一部が欠損した状態のことです。胃は強い酸性の胃液を分泌して食べ物を消化しますが、通常は粘液によって胃壁が保護されています。

しかし、この保護機能が低下したり胃酸の分泌が過剰になったりすると、胃液が胃壁を傷つけて潰瘍を形成します。

厚生労働省の患者調査によると、胃潰瘍の患者数は年々減少傾向にあり、2017年度の調査では推定患者数は約2万人とされています。

最も患者数が多かった1984年頃と比較すると約5分の1まで減少しており、この減少の主な理由は、胃潰瘍の主要原因であるピロリ菌感染者の減少と除菌治療の普及によるものとされています。

胃潰瘍を放置すると、潰瘍が深くなって胃壁の血管を傷つけ、出血を起こす可能性があります。大量出血により貧血や血圧低下を引き起こし、生命に危険が及ぶ場合もあります。さらに進行すると、胃壁に穴が開く「穿孔」という状態になり、緊急手術が必要となります。

胃の内容物が腹腔内に漏れ出して腹膜炎を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。実際に2017年の統計では、2,513人が消化性潰瘍による出血や穿孔で亡くなっています。

胃潰瘍の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、胃潰瘍でお悩みの人も、一定数来院されています。

胃潰瘍の原因として次のものが挙げられます。

胃潰瘍は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、胃粘膜の保護機能低下や胃酸分泌の過剰などが発生し、胃潰瘍が発症します。それは人によって違い、単に薬で胃酸を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。胃潰瘍は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

胃潰瘍への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

当院でも、薬物療法の重要性は理解しています。ただ、薬による治療は症状を抑えるものであり、根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

胃潰瘍において、薬物療法では長期間の服用が必要で、副作用のリスクもあります。また、薬を中止すると再発する可能性があり、根本的な解決にならない場合が多いです。

ピロリ菌除菌治療

除菌により再発リスクは大幅に減少しますが、除菌に失敗する場合があり、抗生物質による下痢や腹痛などの副作用が起こることがあります。また、ピロリ菌を除菌しても他の要因による胃潰瘍の可能性もあるため、生活習慣の改善も重要です。

また、除菌治療後も症状が続く方が当院には多く来院されており、薬だけでは解決しない問題があることが分かります。

内視鏡的治療

まず、内視鏡的治療で治る胃潰瘍がほとんどであれば、病院以外の治療院に頼る人はほぼいないはずです。ということは、効果が限定的だということが言えます。

実際、内視鏡的治療では技術的に困難な場合があり、再出血のリスクも存在します。処置後の経過観察も必要になり、根本的な解決には至らないことが多いのが現状です。

胃潰瘍を改善するために

まずはあなたの胃潰瘍の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、胃潰瘍の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

ストレスや自律神経の乱れが胃潰瘍の大きな要因となることが多く、これらを整えることで自然治癒力を高めていきます。薬に頼らずに胃の調子を整え、以前のように美味しい料理を心から楽しめるようになることを目標としています。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。小さな変化を拾って、その都度、対応を変えていくことで、治療効果がより高まります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方や副作用で苦しんている方、病院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

胃潰瘍のQ＆A

胃潰瘍は自然に治りますか？

軽度の胃潰瘍は自然治癒することもありますが、悪化して穿孔や出血を起こすリスクがあるため、適切な治療を受けることをお勧めします。

胃潰瘍の人がやってはいけないことは？

暴飲暴食、刺激物の摂取、喫煙、過度のストレス、痛み止めの乱用は避けるべきです。これらは胃粘膜を傷つけ症状を悪化させます。

ピロリ菌を除菌すれば完全に治りますか？

除菌により再発リスクは大幅に減少しますが、他の要因による胃潰瘍の可能性もあるため、生活習慣の改善も重要です。

胃潰瘍と胃がんの違いは何ですか？

胃潰瘍は良性の疾患ですが、胃がんが潰瘍を形成することもあるため、内視鏡検査での鑑別診断が必要です。

薬を飲み続けなければならないのでしょうか？

原因を取り除き、生活習慣を改善すれば薬の必要性は減ります。ただし、医師の指導のもとで段階的に減薬することが大切です。

ストレスと胃潰瘍の関係はどの程度ありますか？

ストレス単独で胃潰瘍になることは少ないですが、ピロリ菌感染などがある状態でストレスが加わると発症しやすくなります。

胃潰瘍で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と胃潰瘍は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

胃潰瘍が改善されることで、再び食事や趣味を心から楽しめるようになります。仕事でのパフォーマンスも向上し、同僚に心配をかけることもなくなるでしょう。

胃潰瘍は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。