更年期障害

更年期障害とは

更年期障害とは、女性の閉経前後約10年間（一般的に45～55歳頃）に、女性ホルモン（エストロゲン）の急激な減少によって心身にさまざまな不調が現れる状態です。単なる体調不良ではなく、これらの症状が日常生活に支障をきたす場合に「更年期障害」と診断されます。

ホルモンバランスの乱れだけでなく、心理的要因や社会的環境も複雑に関与するため、症状の現れ方には個人差があります。

厚生労働省の調査によると、50代女性の9.1%が医療機関で更年期障害と診断されており、さらに38.3%が更年期障害の可能性があると考えています。

40代女性でも28.3%が更年期障害の可能性を感じており、男性にも更年期障害は存在します。50代男性の1.7%が診断を受け、14.3%が可能性を感じているというデータもあります。

更年期障害を放置すると、自律神経の乱れが悪化し、ホットフラッシュや発汗、動悸などの症状が頻繁に起こり、日常生活や仕事に大きな影響が出ることもあります。不眠が続いたり、疲労感が蓄積して免疫力の低下を招き、他の疾患にかかりやすくなることも。

気分の落ち込みやイライラが強まり、うつ状態に発展する恐れがあります。集中力や記憶力の低下が進み、仕事のパフォーマンスが著しく低下し、自信喪失や社会的孤立を招くことも少なくありません。放置することで症状は徐々に悪化し、回復までの期間も長くなってしまうのです。

更年期障害の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、更年期障害でお悩みの人も、多く来院されています。

更年期障害の原因として次のものが挙げられます。

更年期障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

これらの症状は人によって大きく異なり、単に薬を処方するだけでは全ての問題は解決しません。1一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。更年期障害は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

更年期障害への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

不正出血、乳房の張りや痛み、おりもの増加、下腹部のハリ、吐き気などの副作用が現れることがあります。過去に乳がんリスク増加の懸念がありましたが、最近の研究では日本人女性においてはリスクが低いことが示されています。

ただ、ホルモンの乱れだけが原因ではないこともありので、複合的な対策が必要です。

向精神薬の処方

眠気、口の渇き、便秘などの副作用が現れることがあります。また、依存性の懸念もあるため、長期使用には注意が必要です。

漢方薬治療

効果が現れるまでに時間がかかることがあり、人によっては効果を感じにくい場合があります。また、長期服用が必要で、途中で効かなくなるケースもあります。

更年期障害を改善するために

まずはあなたの更年期障害の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、更年期障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院の改善率の高さと幅広い症状に対応できるのには理由があります。心と身体、両面の客観的検査で不調の原因を探り、15年以上のデータから類似した症状の改善事例を比較し、確実に改善させていくための計画を提案しています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、婦人科や心療内科、他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

更年期障害のQ＆A

更年期障害は自然に治りますか？

更年期障害は時間の経過とともに徐々に落ち着いていくことが多いですが、その期間や症状の強さには個人差があります。何もせずに放置すると5～10年続くこともありますが、適切な対処や治療を行うことで症状を和らげ、回復期間を短縮できます。早めに専門家に相談されることをお勧めします。

更年期障害の人がやってはいけないことはありますか？

過度の飲酒や喫煙、カフェインの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があるので控えめにしましょう。また、無理なダイエットや極端な食事制限も避けるべきです。ストレスを溜め込むことも症状を悪化させるので、一人で抱え込まずに周囲に相談したり、リラックスする時間を意識的に作ることが大切です。

更年期障害の症状はどのくらいの期間続くのでしょうか？

一般的に更年期障害の症状は、閉経前後の約10年間（45～55歳頃）に現れることが多いですが、個人差が大きいです。早い方では30代後半から症状が出始め、遅い方では60歳近くまで続くこともあります。適切な治療や生活習慣の改善により、症状の期間や強さを軽減できることが多いです。

更年期障害と単なるストレスはどう見分けたらいいですか？

更年期障害特有の症状として、ホットフラッシュ（突然の発熱感と発汗）や月経不順があります。また、症状が周期的ではなく持続的に現れ、年齢が40代後半～50代であることも特徴です。ストレスだけでは説明できない身体症状が複数現れる場合は、更年期障害の可能性を考え、専門家への相談をお勧めします。

更年期障害は男性にもあるのですか？

はい、男性にも更年期障害（男性更年期障害）はあります。厚生労働省の調査では、50代男性の約1.7%が診断を受け、14.3%が可能性を感じています。男性の場合はテストステロンの減少が原因で、疲労感や気力低下、イライラなどの症状が現れますが、女性ほど急激なホルモン変化はないため、症状が穏やかなことが多いです。

更年期障害の症状が出る年齢は決まっていますか？

一般的には45～55歳頃に症状が現れることが多いですが、個人差があります。早い方では30代後半から症状が出始めることもあります。

更年期障害で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と更年期障害は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

更年期障害は誰にでも起こりうる自然な変化ですが、その症状に悩まされる必要はありません。当院では心身両面からのアプローチで、あなたの症状を根本から改善し、活き活きとした日常を取り戻すお手伝いをします。

更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。