乗り物酔い

乗り物酔いとは

乗り物酔いとは、車やバス、電車、船などの乗り物に乗った際に、揺れや加速・減速によって起こる体の不調のことです。医学的には「動揺病」とも呼ばれています。

めまいや吐き気、頭痛、冷や汗などの症状が現れます。これは、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる器官（三半規管や耳石器）からの情報と、目や体で感じる情報にズレが生じることで起こります。脳が混乱し、自律神経の働きが乱れることによって起こる生理的な反応なのです。

日本人の約4人に1人が乗り物酔いを経験しており、推計約3,000万人を超える人が悩んでいるとされています。特に「ほぼ毎回酔う」「2回に1回程度酔う」といった重症な症状を持つ人も全体の約9％存在し、多くの人にとって深刻な問題となっています。

乗り物酔いを放置すると、まず日常生活の質が大幅に低下します。通勤や通学、仕事での移動が困難になり、社会活動に影響が出るようになります。

繰り返す嘔吐により脱水症状や電解質バランスの乱れが生じ、体力や免疫力の低下を招く可能性があります。また、自律神経の乱れが慢性化し、消化機能の低下やめまい、頭痛などの症状が日常的に現れることもあります。

心理的には、移動への恐怖心が強くなり、外出や旅行を避けるようになって行動範囲が著しく制限されます。人間関係や仕事にも悪影響を及ぼし、最終的には社会生活そのものが困難になる可能性もあるのです。

乗り物酔いの原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、乗り物酔いでお悩みの人も、一定数来院されています。

乗り物酔いの原因として次のものが挙げられます。

乗り物酔いは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、三半規管の機能異常や自律神経の乱れなどが発生し、乗り物酔いが発症します。それは人によって違い、単に薬を飲んだり環境を変えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。乗り物酔いは１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

乗り物酔いへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬による対症療法だけでは根本的な解決にならないことが多いのが現状です。眠気や口の渇きなどの副作用があり、根本的な解決にはならず継続的な服用が必要になることがあります。また、個人差により効果が得られない場合もあります。

生活指導

一時的な対症療法に留まることが多く、根本的な体質改善には時間がかかり、継続的な意識と努力が必要です。また、個人の生活環境や仕事の都合で実践が困難な場合も多く見られます。

平衡感覚訓練

実際、効果が現れるまでに時間がかかり、正しい方法で継続して行う必要があるため、自己流では効果が期待できません。

乗り物酔いを改善するために

まずはあなたの乗り物酔いの原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院では乗り物酔いの根本的な改善を目指しています。乗り物酔いは単純に薬で抑えるだけでは解決しません。自律神経の乱れ、平衡感覚の異常、精神的なストレスなど、複数の要因が絡み合って起こる症状だからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、乗り物酔いの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。小さな変化を拾って、その都度、対応を変えていくことで、治療効果がより高まります。

4種類の心身両方の検査で不調の原因を特定し、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法を提供しています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

乗り物酔いのQ＆A

乗り物酔いは自然に治りますか？

個人差がありますが、適切なアプローチにより改善は期待できます。ただし、根本的な体質改善には専門的な施術や生活習慣の見直しが効果的です。自然治癒を待つよりも、積極的な治療を受けることをおすすめします。

乗り物酔いの人がやってはいけないことは？

乗車中の読書やスマートフォンの使用、空腹や満腹での乗車、体を締め付ける服装での移動は避けるべきです。また、不安を増大させるような情報収集も控えた方が良いでしょう。

大人になってから急に乗り物酔いするようになったのはなぜ？

ストレスや自律神経の乱れ、体調の変化が主な原因です。生活環境の変化や疲労の蓄積も影響している可能性があります。現代社会のストレス増加により、大人になってから発症するケースが増えています。

酔い止め薬以外に効果的な対処法はありますか？

自律神経を整える整体施術や、平衡感覚を改善する運動療法、ストレス管理などの総合的なアプローチが効果的です。当院では薬に頼らない根本的な改善方法を提供しています。

乗り物酔いと三半規管の関係について詳しく知りたい

三半規管は体の回転を感知する器官で、乗り物の揺れにより過度に刺激されると脳が混乱し、自律神経の乱れを引き起こします。この機能を正常化することが改善の鍵となります。

運転している時は酔わないのに、助手席だと酔うのはなぜ？

運転時は脳が動きを予測できますが、助手席では予測できない動きに対して平衡感覚が混乱しやすくなるためです。コントロール感の有無が大きく影響しています。

乗り物酔いは遺伝しますか？

遺伝的要素もありますが、環境や生活習慣の影響も大きく、適切な対策により改善は十分可能です。家族に乗り物酔いの人がいても諦める必要はありません。

ストレスと乗り物酔いの関係はありますか？

ストレスは自律神経を乱し、乗り物酔いを誘発・悪化させる重要な要因です。ストレス管理は症状改善に欠かせません。当院ではストレスケアも含めた総合的な治療を行います。

乗り物酔いで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と乗り物酔いは、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

乗り物酔いが改善されることで、あなたの生活は劇的に変わります。移動が苦痛ではなく楽しみになり、行動範囲が広がることで新たな出会いや経験が待っています。仕事においても、移動に対する不安がなくなることで集中力が向上し、パフォーマンスアップが期待できます。

乗り物酔いは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。