
院長:こいしお気軽にご相談ください!
友人との登山中に、急に顔がほてり汗が止まらなくなった経験はありませんか。呼吸を落ち着けても動悸がおさまらず、下山するころにはめまいまで出てきて、このまま登山を続けてよいのか迷う方もいると思います。
整体院きなり・高槻院のこいしです。この記事では、更年期障害で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、更年期障害の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、登山や旅行の場面で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




焦らず今のペースを考えましょう
気温がさほど高くないのに、山道の途中で顔がほてり汗が止まらなくなることがあります。運動量に見合わないほどの汗をかくのが特徴です。
これは女性ホルモンの減少によって血管の広がり方が不安定になり、体温調節がうまくいかなくなっているために起こることがあります。運動そのものが原因というより、体の反応が追いつかない状態と考えられます。休憩をとっても汗だけが続くことがあります。
症状が出た時間や場面をメモしておくと、後で振り返ったときに気温や標高との関係が見えやすくなります。次に同じような場面に出会ったときの備えにもなります。
50代に入って登山中にめまいを感じる方は少なくありません。標高が上がると高山病を疑いがちですが、それだけとは限りません。
高山病のめまいは標高を上げてから数時間後に頭痛や吐き気とともに出やすく、更年期によるめまいはふらつきや立ちくらみに近い感覚で、標高に関係なく現れることがあります。まず確認したいのは、症状が出た標高と時間帯です。低い山でも同じ感覚が出るなら、更年期の関わりを考えてみてよいでしょう。
登り始めてすぐに軽いふらつきが出て、休憩とともに落ち着くようなら、体力面の負担が関係していることもあります。症状の出方を一つずつ確認していくことが、原因を考える近道になります。
ほてりや動悸、めまいがまとめて出やすいのには理由があります。ここではその仕組みを分けてお伝えします。
エストロゲンは血管の緊張をゆるやかに保つ働きにも関わっています。分泌が減ると血管の拡張と収縮の切り替えが不安定になり、ほてりや発汗として表れやすくなります。この変化は年齢とともに徐々に進むため、気づかないうちに体の反応が変わっていることも多いです。
登山や旅行のように普段と違う環境で体を動かすと、自律神経への負担が一時的に大きくなります。女性ホルモンの変化による動悸は、坂道を登る負荷と重なって出やすいと感じています。
普段の生活では気づきにくい乱れも、坂道や気圧の変化が加わると症状として表に出てくることがあります。旅先の慣れない環境そのものが、体には小さな負担になっていることも覚えておきたい点です。
登っている最中に急にドキドキと動悸がして、休んでもなかなか落ち着かないことがあります。息切れとは違う感覚だと話す方も多いです。
数々のご相談の中でも多いのが、この動悸を心臓の病気だと思い込み、必要以上に不安になってしまうケースです。胸の痛みや息苦しさを伴う場合は、無理に触らず落ち着ける場所で様子を見てください。単発で数分でおさまるなら、ひとまず様子を見てよいでしょう。
ほてりや発汗は、服装の工夫だけでもだいぶ楽になることがあります。次のような対応から始めてみてください。
どれも登山用品店で手に入るもので対応できます。旅行先での登山や散策で体調を崩した経験がある方は、出発前に一度荷物を見直しておくと安心です。
前日の食事や水分の取り方を見直しておくことも、当日の汗の出方を安定させる助けになります。夜遅い時間の食事を避けておくと、翌朝の体の重さも軽くなりやすいです。
登山中に症状が出ると、無意識に体をこわばらせて歩いてしまうことがあります。その分、下山後の疲れが強く残りやすくなります。
実は、疲れが抜けないことがさらに自律神経の乱れを招き、症状が出やすくなる悪循環につながります。登山はストレス解消になりやすい反面、体には相当の負担もかかる動きです。歩き方や体の使い方を見直すことも一つの方法です。
疲れをその日のうちに持ち越さないためには、下山後すぐに体を冷やしすぎない、荷物を早めに下ろして肩や腰の負担を減らすといった小さな工夫も役立ちます。
更年期の症状か、体の別の不調かを自分だけで見分けるのは難しい場合もあります。次の2つの視点で考えてみてください。
胸の痛みを伴う動悸、意識がぼんやりするほどのめまい、立てないほどのふらつきがある場合は、更年期障害と決めつけず医療機関で確認したほうがよい状態です。医療機関では血液検査などで原因を調べることがあるとされています。
下山してからも半日以上症状が残るようなら、一度状態を確認したいところです。理由がはっきりしないまま登山を繰り返すより、早めに医療機関で相談しておくほうが安心につながります。
症状が続く期間や強さは、更年期障害以外の原因が隠れていないかを考える手がかりにもなります。毎回同じ山、同じペースなのに症状の出方が変わってきた場合も、一つの目安になります。
登山や旅行の予定がなくても、自律神経の乱れを日々の生活の中で緩めておくことができます。
睡眠のリズムと入浴のタイミングを見直すことは、優先したい点です。寝る前の湯船で体を温め、深い呼吸を意識するだけでも、日中の症状の出方が変わってくることがあります。
一方で、痛みや強い炎症がある場合の自己判断でのストレッチや強い刺激は避けてください。体の使い方や歩き方の癖は、自分では気づきにくい部分でもあります。普段の姿勢が坂道での負担につながっていることも少なくありません。
ほてりや動悸、めまいは、更年期による自律神経の変化からくることが多く、高山病とは出方に違いがあります。焦って登山をやめる前に、まず違いを確認してみてください。
今日からできることとして、次の登山までに睡眠と入浴のリズムを見直し、荷物に体温調整用の衣類を一枚加えておくだけでも変化を感じやすくなります。症状が強く出ている間は、山をあきらめるのではなく、平地でのウォーキングに切り替えてみるのも一つの方法です。
歩き方の癖や体の使い方も含めて確認したい方は、整体院きなり・高槻院へお気軽にご相談ください。

