
院長:こいしお気軽にご相談ください!
静かな部屋にいるとキーンという耳鳴りが気になり、立ち上がった瞬間にふわっとするふらつきを感じることが増えた、という声を近所の方からもよく聞きます。年齢的に更年期かもしれないと分かっていても、これは様子を見ていい範囲なのか、判断がつかず一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。家族に話しても伝わりにくく、余計に心細くなるという方もいます。
整体院きなり・高槻院のこいしです。この記事では、更年期障害で耳鳴りやふらつきが気になるときに、家で確認できることと、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、更年期障害の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常のなかで確認しやすいポイントから順にお伝えしていきます。




まず血行と状態を確認しましょう
夜、部屋が静かになるとキーンという音が気になり、なかなか眠れないという方がいます。テレビや家事の音がある日中は気づかず、寝る前になって初めて耳鳴りを自覚する方も多いようです。
実は、この耳鳴りは更年期のホルモン変化と関わっていることがあり、日中の忙しさで気づきにくいだけの場合もあります。周りの音が少ない時間ほど、耳の中の小さな音を感じやすくなるためで、決して急に悪化したわけではないケースもあります。
急に立ち上がったときにふわっと浮くようなふらつきを感じ、思わず壁や家具に手をついた経験がある方もいると思います。買い物中や台所仕事の途中に起こると、周囲に気づかれないまま不安だけが残ることもあるでしょう。外出先で起きると、次に出かけるのが怖くなってしまう方もいます。
更年期障害ではエストロゲンの変化が血流や自律神経に影響し、ふらつきとして出ることがあります。無理に動かず、まずは座ったまま数秒待つようにしてください。動き始めを少しゆっくりにするだけで、症状が軽くなることもあります。
耳鳴りだけでなく、耳の奥に痛みや圧迫感を感じるという方も少なくありません。片耳だけ重たく感じたり、飛行機に乗ったときのような詰まった感覚を訴える方もいますし、耳の中が脈打つような感覚を覚える方もいます。
自律神経の乱れによって耳周辺の血流が変わり、痛みのように感じられることがあります。ただし強い痛みや発熱がある場合は、耳そのものの病気が隠れていることもあるため、耳鼻科での確認を優先してください。
耳鳴りやふらつきが続くとき、当院ではまず耳そのものではなく、首や肩、姿勢の状態から確認していきます。耳の症状は体の緊張の結果として出てくることが多いためです。
首から肩にかけての筋肉が硬くなっていると、血流や神経の伝わり方に負担がかかりやすくなります。特に耳の周りへ向かう血管は首の筋肉の近くを通っているため、緊張の影響を受けやすい部位です。
パソコンやスマートフォンを見る時間が長い方ほど、この緊張が強く出やすい傾向があります。デスクワークの合間に肩を軽く回すだけでも、耳の詰まった感覚が和らぐことがあります。長時間同じ姿勢を続けている自覚がある方は、一度チェックしてみてください。
浅い呼吸が続くと自律神経が緊張しやすくなり、耳鳴りやふらつきを強めてしまうことがあります。緊張しているときほど呼吸が浅くなるのは、多くの方に共通する反応です。
背中が丸まった姿勢のまま長時間過ごしていないかも、あわせて確認したいところです。深く息を吐く時間を意識的に作るだけでも、体の緊張は変わってきます。椅子に座るときは骨盤を立てる意識を持つと、呼吸も自然に深くなります。
女性は男性よりも耳の不調を感じやすい傾向があると言われています。更年期をきっかけに血行が悪くなり、耳周りの血流まで滞ってしまうことで、耳鳴りとして表れることもあります。エストロゲンの減少が血管や神経の働きに影響しやすいためで、これは体質の問題というより誰にでも起こり得る変化です。
更年期の時期には、この女性ホルモンの変化が自律神経のバランスにも影響します。耳鳴りとふらつきが同時に出るときは更年期の影響も考えられます。睡眠の乱れや気分の落ち込みが重なると、症状をより強く感じることも珍しくありません。
個人的には、耳の症状だけを気にするよりも、体全体の緊張や生活リズムまで含めて確認したほうが、変化を感じやすいと考えています。耳だけを注視すると、かえって不安が強くなってしまう方を何人も見てきましたし、体をゆるめてから初めて眠りが深くなったという声も少なくありません。
耳鳴りやふらつきに気づいたら、まずは生活のなかで確認したいことがいくつかあります。特別な道具は要らず、今日から取り入れられるものばかりです。
これらは体への負担を減らすための工夫であり、症状そのものを治すものではありません。強いめまいで倒れそうな場合は、無理に動かず安全な場所で休むことを優先してください。
耳鳴りやめまいが一度落ち着いても、しばらくすると同じように戻ってくることがあります。改善したと思った直後にぶり返すと、余計に気持ちが落ち込みやすくなるものです。
40代から50代の女性は、ホルモンの変化に加えて仕事や家庭の負担が重なりやすい時期でもあります。子どもの独立や親の介護など、生活の変化が集中する時期でもあります。
疲労やストレスが蓄積すると、耳鳴りやめまいが戻りやすくなる傾向があります。無理をしている自覚がない場合ほど、症状が繰り返しやすいという見方もでき、休むタイミングを自分で決めにくいという特徴もあります。
同じ時間帯や同じ動作で症状が出るなら、生活のなかの負担が関わっていることもあります。パターンが見えてくると、対応の手がかりにもなります。
症状が出る時間帯をメモしておくと、体の状態を振り返りやすくなります。忙しい時期ほど症状を後回しにしてしまう方も多く見られ、記録が後になって役立つこともあります。
耳鳴りとともに聞こえにくさが強くなった場合や、片側だけ急に症状が悪化した場合は注意が必要です。急な変化は自律神経だけでは説明しにくいこともあります。
医療機関では、聴力検査や内耳の状態を確認する検査が行われることがあります。詳しくは耳鼻科や婦人科で確認してください。
更年期の耳鳴りやふらつきは、ホルモンの変化と自律神経の乱れ、体の緊張が重なって起こりやすい症状です。原因が一つとは限らないため、生活全体から見直すことが助けになりますし、焦って一つの対処法だけに頼らないことも大切です。
今日からできることとして、就寝前に深呼吸をする時間を作ったり、肩や首を軽く動かしたりすることから始めてみてください。小さな習慣の積み重ねが、体の反応を少しずつ変えていきます。
耳鳴りやふらつきだけでなく、首や肩の緊張、生活習慣まで含めて確認したい方は、整体院きなり・高槻院へお気軽にご相談ください。

