
院長:こいしお気軽にご相談ください!
会議中に急に汗が止まらなくなり、話す内容が頭からすっと抜けてしまう。書類の数字を書き間違えたり、期限を勘違いしたりする回数が増えて、これまでの自分と何か違うと感じている方もいるのではないでしょうか。
整体院きなり・高槻院のこいしです。この記事では、更年期障害で仕事がつらいと感じたときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、更年期障害の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいところから順にお伝えしていきます。




頑張りすぎていたのかもしれません
更年期の時期に入ると、これまで平気だった会議や打ち合わせの最中に急にほてりや発汗が出て、話の内容が頭から抜けてしまうことがあります。
こうした状態は気持ちが弱いから起こるわけではなく、体温調節や心拍を司る自律神経の働きが揺れているために起こりやすいものです。数々のご相談の中でも多いのが、症状の波が読めず予定を立てにくいという声です。
こうしたほてりや発汗は、朝よりも午後や夕方に強く出やすいという方もいます。予定が詰まっている日ほど症状が重く出ることもあり、仕事のペースを一定に保ちにくいと感じる方も多いようです。
書類の数字を間違えたり、頼まれた作業をうっかり忘れたりする回数が増えると、自分の能力が落ちたのではないかと感じてしまう方も少なくありません。
実は、更年期の時期に集中力や記憶力が落ちやすくなるのは、ホルモンの変化に加えて、睡眠の質や体の緊張が重なって起こることが多いのです。ミスが増えたことを一人で抱え込まず、体の状態として捉え直すことから始めてみてください。
これまで得意だった作業でつまずくと、周囲からどう見られているかが気になり、余計に緊張してしまう方もいます。ミスを隠そうとして一人で抱え込むほど、疲労がたまりやすくなることもあるでしょう。
50代前後になると、これまで問題なくできていた仕事に急にミスが増えたと感じる方が増えてきます。手順を飛ばしてしまったり、会議の内容が頭に入ってこなかったりすることもあるでしょう。
これは女性ホルモンの急な変動によって、自律神経の働きが乱れやすくなることが背景にあります。自律神経は内臓の働きだけでなく体の緊張や血流にも関わっているため、肩や首の張りが強くなる方も多いのです。
体がこわばった状態が続くと、脳への血流も滞りやすくなり、さらに集中しづらくなるという悪循環に入ってしまうことがあります。まずは体の緊張を緩めることも、仕事のミスを減らす一つの視点になるでしょう。
体の緊張と自律神経の乱れは、それぞれ別に起こっているわけではなく、互いに影響し合っていることが多いといえます。
自律神経が乱れると血管や筋肉の緊張をコントロールする働きも不安定になり、肩や首、背中の張りが強くなりやすくなります。体を触ってみると、思っていた以上に硬くなっている方も少なくありません。
特に、家事や仕事で長時間同じ姿勢を続ける方は、もともと緊張しやすい部位に負担が集まりやすい状態です。肩甲骨の動きが悪くなると呼吸も浅くなり、余計に体がこわばってしまうこともあります。
夜中に何度も目が覚めたり、寝つきが悪くなったりすることも、更年期の時期によく見られる変化です。睡眠の質が落ちると、自律神経が整う時間そのものが減ってしまいます。
睡眠不足が続くと、日中のほてりや倦怠感も強く感じやすくなり、仕事への影響も大きくなりがちです。眠る前に体の緊張をゆるめておくことも、睡眠の質を保つうえで意味があるでしょう。
体の緊張をゆるめるために、自宅でできることはいくつかありますが、すべてを一度に行う必要はありません。
優先したいのは、体を強く揉んだり無理に伸ばしたりすることではなく、負担のかかりやすい部位を軽く動かして血流を保つことです。無理に触らないほうがよい状態もあるため、痛みが強い部分は避けておきましょう。
こうした小さな習慣を続けることで体の緊張が和らぎ、症状の波と少しずつ付き合いやすくなっていく方が多い印象です。無理に一気に変えようとせず、続けやすいものから試してみてください。
ただし、しびれや強い痛みがある場合は、自己判断で動かそうとせず、いったん手を止めて状態を確認したほうがよいでしょう。痛みの出方によって、避けたほうがよい動きも変わってきます。
仕事を続けるのが難しいと感じたとき、休職や退職という言葉が頭に浮かぶ方も多いはずです。出勤そのものがつらくなるほど症状が重くなる方もいますが、それは頑張りすぎてきた結果と捉えてもよいのではないでしょうか。
どちらを選ぶにしても、後悔しないように決める前に知っておきたいことをお伝えします。
休職を考えるときにまず必要になるのが医師の診断書です。婦人科や心身の不調に詳しい医療機関を受診し、今の症状や仕事への影響を具体的に伝えることから始まります。
診断書に記載される内容や休職の可否は、症状の状態や勤務先の制度によって変わってきます。実際の手続きについては、医療機関や職場の担当窓口に相談しながら進めるとよいでしょう。
症状の辛さから、辞める前に一度立ち止まって考えたいことがあります。今の不調が体の緊張や自律神経の乱れからきている場合、働き方を変えるだけで楽になる方もいます。
退職は取り消しにくい大きな決断のため、休職や勤務時間の調整といった他の選択肢も含めて、時間をかけて考えてみることをおすすめします。
職場にどう伝えれば理解してもらえるか不安に感じる方も多いはずです。症状名だけを伝えるより、困っている具体的な状況を伝えるほうが理解を得やすいこともあります。
例えば、会議の時間帯や業務量について相談してみると、勤務先によっては勤務時間の調整や休憩の取りやすさなど、できる配慮がある場合もあります。
勤務先によっては、在宅勤務や時差勤務など柔軟な働き方を選べる場合もあります。まずは今の働き方の中で調整できる範囲がないか、確認してみる価値はあるでしょう。
ほてりや発汗、不眠、気分の落ち込みなどの症状が強く、日常生活や仕事に支障が出ている場合は、婦人科などの医療機関へ相談したほうがよい状態です。
症状が2週間以上続いている場合は、一度婦人科で相談してみることをおすすめします。ホルモンの状態によって、治療の選択肢が変わることもあります。
更年期障害による不調は、気力や能力の問題ではなく、ホルモンの変化と自律神経の乱れが重なって起こるものです。出勤が難しいほどつらい時期もありますが、それは頑張りすぎていた結果ととらえてもよいでしょう。
今日からできることとして、同じ姿勢を長く続けないことを意識してみてください。短い休憩をこまめに取るだけでも、体の緊張が和らぐことがあります。
肩や首の緊張、体の使い方や生活習慣まで含めて確認したい方は、整体院きなり・高槻院へお気軽にご相談ください。

