
院長:こいしお気軽にご相談ください!
赤ちゃんがようやく寝ついたのに、自分だけ目が冴えて眠れない。疲れているはずなのに布団に入ると緊張してしまい、そんな夜が続くと、この先いつまで続くのか不安になる方もいると思います。
整体院きなり・高槻院のこいしです。この記事では、育児中の不眠が起こる背景、家で確認できること、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、不眠の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、育児という生活場面に絞って、体と気持ちの両方からお伝えします。




無理せず周りに頼りましょう
夜泣きが落ち着いた後、体は疲れているのに頭だけが起きている感覚を持つ方は少なくありません。横になっても目がぱっちり開いてしまい、余計に焦ってしまうという声もよく聞きます。
これは気持ちの弱さではなく、育児中の体に起こりやすい反応のひとつと考えてよいでしょう。授乳や夜泣きへの対応が続くことで、脳と体が休息モードに切り替わりにくくなっているケースもあります。次に赤ちゃんが起きるかもしれないという意識が働き、眠りが浅くなりやすい面もあります。
夜泣きの時期が終われば、自分の睡眠も自然に元に戻ると考えている方も多いようです。子育てが落ち着けば眠りも戻るはずだと、そのまま様子を見てしまうこともあります。
実は、夜泣きが落ち着いても、眠れない感覚だけが残ることがあります。長く続いた緊張が体に染み付き、赤ちゃんが眠っている時間でも寝つきにくい状態が続くケースもあるためです。夜泣きの有無だけで判断せず、自分の体の状態も別に確認しておきたいところです。
眠れない背景には、出産後の体の変化が関わっていることがあります。気持ちの問題として片付けてしまう前に、体の中で起きている変化を知っておきたいところです。
出産後は女性ホルモンの分泌量が大きく変わり、眠気を促すホルモンの働きも一時的に乱れやすくなるとされています。あわせて授乳や夜間の対応が重なることで、自律神経が休む方向へ切り替わりにくくなることもあります。体が興奮した状態のまま夜を迎えることも珍しくありません。
日中の緊張が抜けないまま夜を迎えると、体は休みたいのに神経だけが働き続けている状態になりやすいといえますね。これは一時的な体の反応であり、生活の見直し方次第で緩みやすくなる部分でもあります。焦って対処法を探すより、まず理由を知ることが安心につながることもあります。
育児中の不眠には、姿勢からくる体の緊張が関わっている場合もあります。眠れないことばかりに気を取られていると、この視点は見落としやすい部分です。
赤ちゃんを抱き上げる動作を一日に何十回も繰り返すと、首や背中の筋肉が緊張したまま緩みにくくなります。腕だけでなく肩甲骨の周りまで硬くなっていることもあります。
この緊張が続くと、体は休みたい状態でも神経が興奮しやすい方向へ働くことがあると考えられています。腕や肩の重さをかばう姿勢が習慣になり、寝ている間も体の力が抜けにくくなることもあります。日中に少しでも姿勢を戻す意識を持つだけでも変化が出やすくなります。
授乳の際に前かがみの姿勢が長く続くと、肩や首の周りに負担が集まりやすくなります。同じ姿勢を一日に何度も繰り返すことで、筋肉が硬くなりやすいのです。
この姿勢が習慣になると、体は常に緊張を抱えたまま夜を迎えることになり、寝つきにも影響しやすくなります。強い痛みやしびれがある場合は無理に動かさず、まず医療機関へ相談したほうがよい状態です。それ以外の軽い張りであれば、生活の中で見直せる部分といえます。
次のような夜が続いていないか、一度振り返ってみてください。心当たりが多いほど、自分の休息が後回しになっているかもしれません。
心当たりがある場合、まずは自分の睡眠時間を後回しにしない工夫から始めてみてください。育児からくる不眠で体調を崩すのは、お母さんだけでなくお父さんにも見られることです。周りに頼りながら、無理のない環境を整えていくことが、まず大切になります。
一度眠れない夜が続くと、次の夜も眠れないのではという緊張が生まれやすくなります。眠る前からすでに気が張ってしまう方もいます。
眠れないことへの緊張そのものが寝つきを妨げるという面もあり、これが育児中の不眠を長引かせる一因になります。眠らなければという焦りが強くなるほど、体は休息から遠ざかりやすくなるのです。
数々のご相談の中でも多いのが、この緊張と焦りの悪循環に気づかず、我慢を続けてしまうケースです。悪循環に入っているかどうかを知るだけでも、対処の仕方は変わってきます。眠れない自分を責めるのではなく、状態のひとつとして受け止めることが最初の一歩になります。
大きく生活を変える必要はなく、まずは小さなことから始めてみてください。無理なく続けやすい範囲で、少しずつ取り入れてみてください。
寝る前のスマートフォンの光を控え、部屋の明るさを落とすだけでも、眠りに入りやすくなることがあります。照明を暖色系に切り替えるのも一つの方法です。
日中に短時間でも日光を浴びる時間を作ると、体内時計が整いやすくなるという見方もあります。ベビーカーでの散歩など、赤ちゃんと一緒にできる形で取り入れてみてください。天気が悪い日は窓辺で過ごすだけでも構いません。
首や肩をゆっくり回す、深く息を吐くなど、抱っこで固まった体をほどく時間を短くても作ってみてください。座ったままでもできる動きで十分です。
体の緊張が緩むと、神経も休む方向へ切り替わりやすくなり、寝つきが変わってくることもあります。1日数分でも続けることに意味があります。慣れてきたら回数を増やすくらいの気持ちで十分です。
体の緊張だけでなく、気持ちの状態にも目を向けておきたいところです。眠れないこと自体が気分に影響し、それがさらに眠りを妨げることもあります。
理由がなく涙が出たり気分が強く落ち込んだりする状態が続くときは、産後の心の変化として医療機関へ相談したほうがよい状態です。無理に一人で抱え込まず、早めに専門家へ状態を伝えることが大切になります。
眠れない状態が数週間以上続く場合や、日中の生活に強い支障が出ている場合も、同じように相談を考えたいタイミングです。誰かに話すだけでも、気持ちが少し軽くなることもあります。身近な人に頼れないときは、地域の相談窓口を利用するという選択肢もあります。
育児中の不眠は、ホルモンの変化や自律神経の乱れ、抱っこや授乳で積み重なった体の緊張が重なって起こりやすいものです。原因がひとつではないからこそ、いくつかの角度から見直す価値があります。
今日からは、眠る前の光を減らすこと、短い時間でも体の緊張をほどくことから始めてみてください。合わせて、周りの人に頼れる場面を見つけておくことも、無理のない環境づくりにつながります。小さな一歩でも、悪循環を緩める方向に働きます。
体の緊張や姿勢の負担、生活の中でのちょっとした癖まで含めて確認したい方は、整体院きなり・高槻院へお気軽にご相談ください。

