
院長:こいしお気軽にご相談ください!
突然、理由もなく胸がドキドキして、息が苦しくなる。あの感覚、本当につらいですよね。もしかしたら、その不調の根っこに自律神経の乱れが関わっているかもしれません。今日は「パニック障害と鉄分不足」という、意外と知られていない大切な話をお伝えしたいと思います。
薬を飲んでいるのに、なかなか根本から楽にならない。そんなもどかしさを感じていませんか?実は、体の中の「鉄」が深く関係していることがあるんです。




私自身も20代の頃にパニック障害と自律神経の乱れを経験しました。当時は何が原因なのか全くわからず、ただ苦しいだけの日々でした。だからこそ、この「鉄分」という視点は、当時の自分にも教えてあげたかったと思うくらい大切な情報です
パニック障害と鉄分不足の関係は、まだ一般的にはあまり知られていませんが、医療・栄養の分野では徐々に注目されるようになってきています。鉄分は体の中でさまざまな役割を担っていますが、特に脳や神経の働きに深く関わっています。鉄が不足することで、心や体に思わぬ影響が出ることがあるのです。
ひとつ大切なことをお伝えしておくと、「鉄分不足がパニック障害を直接引き起こす」とは言い切れません。ただ、栄養の状態と心の症状の間には、無関係とも言い切れない深いつながりがあります。だからこそ、鉄分を補うことは、症状の改善を助ける手段のひとつとして、十分に取り組む価値があると私は考えています。
「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンや、やる気に関わるドーパミン。これらを体内で作るためには、鉄分が材料として必要です。鉄が足りなくなると、セロトニンやドーパミンの合成がうまくいかなくなり、不安感や恐怖感が強くなりやすい状態になってしまうことがあります。
つまり、「鉄が足りない」→「セロトニン・ドーパミンが作りにくくなる」→「不安やパニックが起きやすい状態になる」という流れが、体の中で起きている可能性があるんです。これを知ると、パニック障害を抱えている人が栄養から見直すことの大切さが、なんとなく見えてきませんか?
自律神経は、心臓の動きや呼吸、消化など、私たちが意識しなくても自動的に体を動かしてくれる神経です。この自律神経がスムーズに働くためにも、鉄は欠かせない存在です。鉄欠乏が続くと、交感神経が過剰に優位になりやすくなり、些細なことで体が「緊急事態モード」に入ってしまうことがあります。
動悸、息苦しさ、手の震え、めまい。パニック発作の典型的な症状と重なりますよね。体が過敏になっている根っこに、鉄が足りていない状態が潜んでいるケースは、実は珍しくないのです。
「血液検査で異常なしと言われたから、貧血ではない。鉄分は関係ないはず。」そう思っている方も多いのではないでしょうか。ところが、ここに大きな落とし穴があります。一般的な血液検査のヘモグロビン値が正常でも、体内の鉄の貯蔵量を示す「フェリチン」が低いケースが、特に若い女性に多く見られます。
フェリチンとは、体内に鉄を貯蔵しておくためのタンパク質です。ヘモグロビンが正常でも、フェリチンが低い「潜在性鉄欠乏」の状態では、脳や神経への鉄の供給が足りていない可能性があるのです。この状態を「隠れ鉄欠乏」とも呼びます。
通常の健康診断では、フェリチンを測ってもらえないことがほとんどです。「異常なし」と言われても安心しきれないのには、こういった理由があります。特に月経のある女性は毎月鉄を失っているため、慢性的に低フェリチン状態になりやすいといわれています。
次のような状況が重なっている方は、鉄が不足することで自律神経が乱れやすく、パニック症状が起きやすい傾向があります。もし思い当たることがあれば、ぜひ意識してみてください。
どれか一つでも当てはまったなら、鉄の状態を見直すきっかけにしていただけると、体の反応が変わってくるかもしれません。
「鉄分を補えばパニック障害が治る」というわけではありません。ただ、鉄分が不足している状態を放置したままにしておくことが、症状の回復を遠ざけている可能性は十分にあります。栄養の状態を整えることは、薬や施術の効果をより発揮させるための土台づくりになるのです。
「症状をなくしたい」という気持ちに対して、できることをひとつひとつ積み重ねていく。その中のひとつとして、鉄分を積極的に意識して摂っていくことは、とても意味のある取り組みだと思っています。焦らず、できることから始めてみてください。
食品に含まれる鉄には、大きく分けてヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。吸収率が高いのはヘム鉄で、赤身の肉やレバー、かつおなどの動物性食品に多く含まれています。一方、ほうれん草や小松菜に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低めですが、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収が上がります。
できれば動物性たんぱく質と一緒に鉄を意識して摂ることが、効率のいい鉄補給につながります。プロテインなどでたんぱく質をしっかり補いながら、鉄分を意識した食生活を続けることが基本のベースになります。
食事だけで十分な鉄量を確保するのが難しい場合、鉄サプリメントを活用する方もいます。ただし、鉄の過剰摂取は体への負担になることもあるため、自己判断での大量摂取は避けていただきたいです。できれば、まずフェリチン値を測ってもらったうえで、状態に合った量を補うのが望ましい方法です。
また、鉄サプリは空腹時に飲むと胃が荒れることがあります。食後に摂るか、胃への負担が少ないキレート鉄タイプのものを選ぶのもひとつの方法です。あくまで「補助」として上手に活用することを心がけてみてください。
ここまで読んでいただいて、「鉄を補えばすべて解決する」と思われた方もいるかもしれませんが、実はそれだけではないのが現実です。パニック障害の背景には、鉄不足のほかにも、自律神経そのものの乱れ、ストレスの蓄積、体の歪みからくる神経への圧迫、睡眠の質の低下など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。
パニック障害や自律神経の乱れというのは、同じ症状名でも、その人の体の状態や生活環境、心理的なストレスの種類によって、原因がまったく異なります。「みんなに同じ方法が効く」というものではないのが、この症状の難しいところです。
だからこそ、まずしっかりとした検査で、あなた自身の原因を特定することが、遠回りに見えて一番の近道になります。やみくもにサプリを試したり、ネットで見つけた方法を片っ端から試すよりも、自分の体に何が起きているのかを知ることが先です。
「今、抗不安薬や抗うつ薬を服用しているから、整体に行ってもいいのかな?」という不安を抱えている方もいると思います。薬を飲みながらでも、整体や自律神経へのアプローチは並行して取り組むことができます。薬で症状を抑えながら、同時に体の根本を整えていく。そのほうが、回復のスピードが上がることもあります。
「薬を一生飲み続けるのは嫌だ」「できれば薬に頼らず自分の力で治りたい」という気持ち、よくわかります。そのためにも、まず体の内側から整えていく視点を持っていただきたいのです。
私がこれまで17年間で延べ27000人以上の方を施術させてもらう中で、ずっと感じてきたことがあります。それは、「原因が分かれば、希望が持てる」ということです。パニック障害や自律神経の乱れで来院される方のほとんどが、病院で「異常なし」と言われ続け、途方に暮れた状態でいらっしゃいます。
当院では、4種類の独自検査を用いて、体の歪みだけでなく、ストレスの状態や神経系への影響まで多角的に分析します。鉄分をはじめとした栄養面のことも含めて、生活習慣やストレス状況をじっくりお聞きするカウンセリングを大切にしています。一般的な病院ではなかなか時間をかけて聞いてもらえないような細かいことも、当院では丁寧にお聞きしています。
症状の表面だけを抑えるのではなく、なぜその症状が起きているのかを一緒に探っていくことが、根本からの改善につながると考えています。私自身が過去に自律神経失調症やパニック障害の症状を経験しているからこそ、皆さんの辛さが身にしみてわかります。
整体の施術だけでなく、心理カウンセラーとしての視点からも、不安感やストレスの根っこにあるものにアプローチしていきます。「体が変わると心も変わる」「心が整うと体も動きやすくなる」。この両輪で回していくことが、パニック障害や自律神経の乱れからの回復を支えていくと、長年の経験から確信しています。
鉄分を積極的に補うことは、症状の改善を助けるための有効な手段のひとつです。ただ、それだけで完結するものではなく、体全体のバランスを整えるという大きな流れの中のひとつのピースだと思っていただけたら、より理解が深まると思います。「心の問題だから仕方ない」と諦めてしまうのはもったいないのです。
体の状態を整えることで、心も落ち着いていく。そのような変化を、当院では何度も目の当たりにしてきました。一人でずっと抱え込んで、ネットで情報を探しながらも、何が正しいのかわからなくなっていませんか?その気持ち、私にはよくわかります。20代の頃、誰にも相談できずに一人で苦しんでいた経験があるからこそ、あなたに伝えたいことがあります。一人で悩まなくていいんです。気になったときに、そのまま連絡してみてください。いつでも、あなたの話を聞く準備ができています。

