月経前症候群（PMS）

月経前症候群とは

月経前症候群（PMS）とは、生理の3～10日前から始まり、生理開始とともに消失する様々な心身の不調のことです。イライラや憂うつ感などの精神症状、下腹部痛や頭痛、むくみなどの身体症状が現れます。

症状の種類や強さには個人差があり、日常生活に支障をきたすほど重い場合もあります。日本人女性の約70～80％が月経前に何らかの不調を自覚していると言われています。

日常生活に悪影響があるほどの中等症から重症のPMSに悩む女性は約5～20％、特に症状が重いPMDD（月経前不快気分障害）は約1～6％と推定されています。20～49歳の女性で中等症以上のPMSあるいはPMDDに当てはまる未治療の日本人女性は約180万人にのぼるとされています。

PMSを放置すると、仕事の効率低下やミスの増加によるキャリアへの悪影響が出ることがあります。イライラや感情コントロールの困難さから、家族や職場での人間関係が悪化することも少なくありませんし、そんな自分を責めてしまうことも多くなります。

予定のキャンセルが増えることによる社会的孤立や、睡眠障害による慢性的な疲労感の蓄積も見られます。その結果、自己肯定感の低下やうつ状態への移行のリスクも高まります。

月経前症候群の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、月経前症候群でお悩みの人も、多く来院されています。

月経前症候群の原因として次のものが挙げられます。

月経前症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

PMSの患者さんは月経前に交感神経が優位になり、副交感神経の働きが弱まる傾向があります。交感神経は緊張や興奮を高め、副交感神経はリラックスさせる役割があるため、このバランスの乱れが様々な症状を引き起こします。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。月経前症候群は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

月経前症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン療法（低用量ピル）

服用開始時に頭痛、吐き気、不正出血などの副作用が生じることがあります。子宮頸がんや乳がん、血栓症のリスクが高まる可能性もあります。

年齢、現病歴、喫煙歴などの条件によって服用できない場合があり、毎日決まった時間に服用する必要があるため、飲み忘れるとホルモンバランスが乱れてしまいます。

抗うつ薬・抗不安薬

眠気、口の渇き、吐き気などの副作用が生じることがあります。依存性の問題がある薬剤もあり、効果が現れるまでに数週間かかることがあります。服用中止時に離脱症状が現れることもあるため、医師の指導のもとで慎重に使用する必要があります。

漢方薬による治療

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、独特の味や匂いがあり、服用が難しいと感じる人もいます。保険適用外の漢方薬は高額になることがあり、体質や症状に合った処方を見つけるまで試行錯誤が必要です。

月経前症候群を改善するために

まずはあなたの月経前症候群の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、月経前症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、当院では、PMSの症状改善に向けて、心身両面からのアプローチを行っています。まず初回では、詳細なカウンセリングと検査を行い、あなたのPMS症状の特徴と原因を明らかにします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、婦人科や心療内科、他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

月経前症候群のQ＆A

PMSは病気なのですか？

PMSは病気というより生理的な現象ですが、症状が重く日常生活に支障をきたす場合は治療が必要です。約8割の女性が何らかの症状を感じており、その程度には個人差があります。辛いと感じたら我慢せず、専門家に相談することをお勧めします。

PMSは自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少ないですが、生活習慣の改善や適切なセルフケアで症状を軽減できます。食事、睡眠、運動、ストレス管理などを見直すことで、多くの方が症状の改善を実感されています。根本的な原因に対処することが大切です。

PMSの人がやってはいけないことはありますか？

カフェイン、アルコール、塩分、糖分の過剰摂取は症状を悪化させるため控えめにしましょう。睡眠不足やストレスも症状を悪化させます。また、PMSの時期に重要な決断や対人関係の難しい交渉を避けることも賢明です。

PMSと更年期障害の違いは何ですか？

PMSは月経周期に連動して症状が現れ、月経開始とともに消失します。更年期障害は月経周期に関係なく症状が続き、40代後半から50代に多く見られます。ただし、30代でもPMSと更年期症状が似ていることがあるため、専門医の診断が重要です。

PMSと妊娠の関係はありますか？

PMSがあることは排卵が正常に起こっている証拠でもあるため、PMSそのものが不妊の原因になる可能性は低いです。ただし、PMSによるストレスが排卵や子宮機能に影響する可能性もあるため、症状が重い場合は専門医に相談することをお勧めします。

PMSと月経痛は関係ありますか？

月経困難症（月経痛）とPMSは別の症状ですが、両方を併せ持つ方も多いです。調査によると、PMS症状が強い人は月経中の症状も強い傾向があります。両方の症状がある場合は、それぞれに適した対処法を組み合わせることが効果的です。

月経前症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と月経前症候群は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

症状が改善すると、毎月の憂うつな期間から解放され、1ヶ月を通して安定した気分で過ごせるようになります。仕事や家庭での役割をしっかりと果たせるようになり、自信を取り戻すことができます。

月経前症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。