恐怖症

恐怖症とは

恐怖症とは、特定の対象や状況に対して、実際の危険度を超えた強い恐怖や不安を感じる状態です。この恐怖は本人にとって非常に強く、理性でコントロールすることが難しいのが特徴です。

日常生活に悪影響が出るほどの強さを持ち、恐怖を感じる対象や状況を過度に避けようとする行動が見られます。恐怖の対象は人混み、高所、閉鎖空間、特定の動物など様々です。

日本では人口の約8%が何らかの恐怖症に悩んでいると推定されています。これは約1,000万人に相当し、特に20代から40代の働き盛りの年代に多く見られます。

女性は男性の約1.5倍の発症率があるとされていますが、恥ずかしさや偏見を恐れて医療機関を受診しない「潜在患者」も多いと考えられています。

恐怖症を放置すると、恐怖の対象や状況を避ける行動が強化されていきます。最初は特定の状況だけを避けていたのが、徐々に回避行動の範囲が広がっていくのです。

例えば、混雑した電車だけを避けていたのが、やがてすべての公共交通機関、さらには外出自体を避けるようになることがあります。このような行動制限は、社会生活に大きな支障をきたします。

恐怖症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、恐怖症でお悩みの人は、特に多く来院されています。

恐怖症の原因として次のものが挙げられます。

恐怖症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

過去に恐怖や不安を強く感じた経験が、特定の状況や対象への恐怖症を引き起こすことがあります。例えば、閉じ込められた経験が閉所恐怖症につながることがあります。

また、不安障害やパニック障害などの素因が遺伝することで、恐怖症になりやすい体質を持つ場合もあります。家族に同様の症状がある場合、発症リスクが高まります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。恐怖症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

恐怖症への対応として、次のようなものが一般的です。

暴露療法

治療過程で強い不安や恐怖を経験するため、精神的な負担が大きく、途中で脱落する人も少なくありません。適切な専門家の指導がないと症状が悪化する可能性もあります。また、体の調整やカウンセリングなども合わせないと効果が半減する場合も多いです。

薬物療法

眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。また、依存性のリスクがある薬剤もあり、長期服用による耐性の問題も考慮する必要があります。

認知行動療法

効果が出るまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での練習が必要です。また、一時的に不安が高まる場合があり、途中で挫折してしまうリスクがあります。

恐怖症を改善するために

まずはあなたの恐怖症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、恐怖症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

恐怖症は一人で抱え込むと悪化しやすい症状です。私自身も自律神経失調症やパニック障害を経験し、その辛さをよく理解しています。

症状が治った後の目標を一緒に考え、小さな成功体験を積み重ねていくことで、自信を取り戻していきましょう。焦らず、ご自身のペースで改善していくことが大切です。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、恐怖症に対して心身両面からのアプローチを行います。ストレス検査や心理アンケートなどの客観的な検査で現在の状態を分析し、あなたの症状の原因を特定します。

抗不安薬や抗うつ薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

恐怖症のQ＆A

恐怖症は自然に治りますか？

軽度の恐怖症なら自然に軽減することもありますが、多くの場合は適切な対処なしに完全に治ることは稀です。むしろ回避行動が習慣化し、症状が強化されることが多いです。早期に専門家のサポートを受けることで、回復の可能性は大きく高まります。

恐怖症の人がやってはいけないことはありますか？

恐怖対象を無理に避け続けることは症状を悪化させます。また、自己流の過度なチャレンジや、アルコールや薬物で不安を紛らわせようとすることも避けるべきです。一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

恐怖症と診断されたら一生付き合っていくしかないのでしょうか？

いいえ、適切な治療を受ければ多くの方が症状の改善や克服が可能です。私も自律神経失調症やパニック障害を経験しましたが、適切なアプローチで克服できました。完全に消えなくても、上手に付き合いながら充実した生活を送れるようになります。

薬を飲まずに恐怖症を克服する方法はありますか？

当院で提供しているカウンセリングや心理セラピーなどの療法は、薬に頼らない効果的な治療法です。また、呼吸法やマインドフルネスなどのリラクセーション技術、規則正しい生活習慣の確立も効果的です。当院でも身体と心の両面からアプローチしています。

恐怖症の症状と単なる緊張や不安との違いは何ですか？

恐怖症の症状と単なる緊張や不安との違いは、その強さと影響の度合いにあります。通常の緊張や不安は状況に見合った強さで一時的なものですが、恐怖症では実際の危険度を超えた強い恐怖を感じ、日常生活に支障をきたします。また、恐怖症では理性で制御できず、回避行動が顕著になります。

恐怖症を克服した人はどのような方法で乗り越えたのでしょうか？

恐怖症を克服した人の多くは、専門家のサポートを受けながらさまざまな心理療法に取り組み、少しずつ恐怖に向き合うことで克服しています。例えば曝露療法では、恐怖の対象に段階的に向き合うことで恐怖反応を徐々に弱めていき、忠実に行った人の90％以上で効果がみられるとされています。

恐怖症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と恐怖症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

恐怖症は一人で抱え込むと悪化する一方ですが、適切なサポートを受けることで必ず改善していきます。当院では、あなたの症状に合わせた施術プランを提案し、心身両面からのアプローチで恐怖症の改善をサポートします。

恐怖症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。