吃音障害（どもり）

吃音障害とは

吃音障害は、話す際に言葉がスムーズに出てこない発話の障害です。具体的には、音を繰り返したり（「さ、さ、さあ」）、音を長く引き伸ばしたり（「さーーーあ」）、言葉が詰まって出てこなかったりする症状が特徴です。

また、話すときに顔や体が緊張したり、余計な動きをしたりすることもあります。吃音は本人の意思とは関係なく起こるもので、知能や聴覚に問題があるわけではありません。

国立障害者リハビリテーションセンターなどの調査によると、成人の有病率については、全人口において約0.8%前後と報告されており、男性に多く、その比は2～4:1程度です。これらの数値から推計すると、日本全体では約100万人前後の方が吃音に悩んでいると考えられます。

吃音を放置すると、症状が進行し、さまざまな問題が生じる可能性があります。初期の単純な繰り返しや引き伸ばしから、言葉が全く出なくなる難発（ブロック）や、顔や体の緊張といった随伴症状が加わることがあります。

どもりそうな言葉を別の言葉に置き換えたり、話す場面自体を避けるようになり、コミュニケーションの機会が減少します。このような回避行動が増えると、社会生活に大きな影響を及ぼすことになります。

吃音障害の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、吃音障害でお悩みの人も、一定数来院されています。

吃音障害の原因として次のものが挙げられます。

吃音障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。吃音障害は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

吃音障害への対応として、次のようなものが一般的です。

言語聴覚療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院と練習が必要です。専門的な訓練を受けた言語聴覚士が少なく、適切な支援を受けられる医療機関が限られています。訓練で身につけた技術が、実生活の緊張場面では使いにくいことがあります。

薬物療法

吃音そのものに効果がある確立された薬剤はありません。抗不安薬などには依存性や副作用のリスクがあります。一時的な効果にとどまることが多く、根本的な解決にはなりません。

認知行動療法

吃音そのものが消えるわけではなく、吃音との付き合い方を学ぶアプローチのため、完全な「治癒」を望む人には物足りなさを感じることがあります。専門的な知識を持つ心理士が少なく、適切な支援を受けられる機会が限られています。

吃音障害を改善するために

まずはあなたの吃音障害の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、吃音障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、吃音障害に対して、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法を採用しています。長年の経験から組み立てられた効果の高い整体技術で、ただ筋肉や骨格の調整ではなく、神経やストレスにもアプローチし、心身同時に調整していきます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

吃音障害のQ＆A

吃音は自然に治りますか？

幼児期に発症した吃音の約70～80%は自然治癒すると言われています。特に発症から3年以内に改善することが多いです。ただし、男児、家族に吃音者がいる場合、発症から3年以上経過している場合は自然治癒の可能性が低くなります。大人の吃音は完全に消失することは少ないですが、適切な対応で症状を軽減し、上手に付き合っていくことが可能です。

大人になってから発症した吃音も治りますか？

大人になってから突然発症する吃音は「獲得性吃音」と呼ばれ、脳の障害や強いストレスが原因の場合があります。原因によって回復の見込みは異なりますが、脳卒中などが原因の場合はリハビリで改善することもあります。心理的要因による場合は、ストレス軽減や心理療法で症状が軽減することがあります。早期に専門家に相談することをお勧めします。

吃音の人がやってはいけないことはありますか？

吃音を恥じて話す機会を避けることは、かえって症状を悪化させる可能性があります。また、吃音を隠そうとして無理に話し方を変えたり、言葉を置き換えたりすることも長期的には負担になります。過度の飲酒や睡眠不足、極度のストレスは症状を悪化させることがあるので注意が必要です。自分を責めたり、完璧を求めすぎたりすることも避けましょう。

吃音が出やすい場面と出にくい場面の違いは何ですか？

吃音は緊張や不安が高まる場面（人前での発表、電話、初対面の人との会話など）で悪化しやすく、リラックスしている場面（家族や親しい友人との会話、一人で歌う、演技をするなど）では軽減することがあります。また、特定の音や言葉（名前や住所など）で出やすい傾向があります。

吃音の症状が悪化する原因は何ですか？

吃音は、強いストレスや疲労、睡眠不足、過度の緊張、完璧主義的な考え方などによって悪化することがあります。また、吃音を恐れるあまり話すことを避けたり、吃音が出ないように過度に意識したりすることも症状を悪化させる要因となります。生活リズムを整え、適度なリラックス法を取り入れ、吃音に対する過度の恐怖や不安を軽減することが大切です。

吃音と他の発達障害との関連性はありますか？

吃音のある方の中には、注意欠如・多動性障害（ADHD）や自閉スペクトラム症（ASD）などの発達障害を併せ持つ場合があります。これらの障害が直接吃音を引き起こすわけではありませんが、言語処理や社会的コミュニケーションに影響を与えることで、吃音の症状に影響する可能性があります。

吃音障害で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と吃音障害は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

吃音障害の改善には時間がかかることもありますが、適切なアプローチで確実に変化を実感できます。当院では、あなたの症状に合わせた最適な治療プランを提案し、一人ひとりに寄り添ったサポートを提供します。

吃音障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。