前庭神経炎（回転性めまい）

前庭神経炎（回転性めまい）とは

前庭神経炎とは、内耳にある平衡感覚を司る前庭神経に炎症が起こることで、突然激しい回転性めまいが生じる症状です。この症状では、難聴や耳鳴りなどの聴覚に関する症状は現れず、主にめまいと吐き気が特徴的な症状として現れます。

前庭神経は体のバランスを保つために重要な役割を果たしており、この神経に問題が生じると、まるで自分や周囲の物がぐるぐると回転しているような強烈なめまいを感じるようになります。症状は突然発症し、数日から数週間続くことが多く、日常生活に大きな影響が出ます。

前庭神経炎を適切に治療せずに放置すると、急性期の激しいめまいが長期化し、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。慢性的なふらつきや平衡障害が数ヶ月から年単位で続くことがあり、転倒リスクが高まります。重症化すると社会復帰が困難になるケースもあります。

また、めまいへの恐怖から外出を控えるようになり、社会的な活動が制限され、うつ状態や不安障害を併発する場合もあります。そして、それが日常のストレスとなり、さらに症状が悪化するという悪循環になることもあります。

前庭神経炎の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、前庭神経炎（回転性めまい）でお悩みの人も、多く来院されています。

前庭神経炎の原因として次のものが挙げられます。

前庭神経炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、前庭神経の機能低下や炎症反応が発生し、激しいめまいが発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や安静だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。前庭神経炎は１７年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

前庭神経炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静療法

当院でも、急性期の安静は重要だと考えています。ただ、長期間の安静は筋力低下や廃用症候群を引き起こし、かえって回復を遅らせる可能性があります。

前庭神経炎において、過度な安静は脳の代償機能の発達を妨げることが多いというのが現状で、めまいへの対応としては不十分と言えます。

薬物療法（抗めまい薬やステロイド療法）

症状を一時的に抑えるだけで、根本的な解決にならないことが多く、長期で使用すると、副作用のリスクもあります。また、薬の効果が切れるとめまいがまた再発しやすいです。

また、抗めまい薬やステロイド剤の長期使用は、眠気や集中力低下など、さまざまな副作用が報告されています。

前庭リハビリテーション

まず、リハビリで治る前庭神経炎がほとんどであれば、整体に頼る人はほぼいないはずです。ということは、効果がかなり限定的だということが言えます。

実際、リハビリや運動療法などではなかなか治らないめまいが多く、効果があってもかなり時間がかかるため途中断念する人が多いのが現状です。

前庭神経炎を改善するために

まずはあなたの前庭神経炎の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになりますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、前庭神経炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

ストレスや自律神経の乱れが前庭神経炎の発症や悪化に大きく関わっていることが多く、これらの要因を総合的に改善していくことで、症状の根本的な解決を目指します。薬に頼らない自然な回復力を引き出すアプローチで、再発しにくい体づくりをサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴１７年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。小さな変化を拾って、その都度、対応を変えていくことで、治療効果がより高まります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージ院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

前庭神経炎のQ＆A

前庭神経炎は自然に治りますか？

多くの場合、適切な治療により1〜3ヶ月で完全に回復します。ただし、早期の適切な治療とリハビリテーションが重要で、放置すると慢性化する可能性があります。

前庭神経炎の人がやってはいけないことは？

急性期の無理な活動、アルコール摂取、急激な頭部の動き、高所での作業は避けましょう。また、症状改善期でも過度な安静は回復を遅らせるため注意が必要です。

前庭神経炎は再発する可能性がありますか？

一般的に再発は稀とされていますが、ストレスや体調不良時には類似の症状が現れる可能性があります。規則正しい生活習慣の維持が予防に重要です。

めまいが完全に治るまでにどのくらいの期間がかかりますか？

急性期の激しいめまいは数日から1週間程度で改善し、完全回復には通常1〜3ヶ月かかります。個人差があり、適切なリハビリテーションにより回復期間を短縮できます。

前庭神経炎とメニエール病の違いは何ですか？

前庭神経炎では難聴や耳鳴りは起こりませんが、メニエール病では回転性めまいと同時に難聴や耳鳴りが現れます。また、メニエール病は繰り返し発作が起こる特徴があります。

運転や仕事はいつから再開できますか？

急性期を過ぎ、安静時のめまいが軽減してから段階的に再開します。運転は特に慎重に判断し、医師と相談の上で決定することが重要です。通常2〜4週間程度が目安です。

ストレスは前庭神経炎の原因になりますか？

直接的な原因ではありませんが、ストレスは免疫機能を低下させ、ウイルス感染のリスクを高める可能性があります。ストレス管理は予防と回復の両面で重要です。

薬を飲み続けても大丈夫ですか？

急性期の短期間使用であれば安全ですが、長期使用は副作用のリスクがあります。症状の改善に合わせて医師と相談しながら減薬していくことが大切です。

前庭神経炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と前庭神経炎は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

前庭神経炎の症状が改善されることで、これまで制限されていた多くの活動を再び楽しめるようになります。めまいへの不安から解放され、自信を持って行動できるようになることで、日々の生活も楽しく過ごせるようになります。

前庭神経炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。