対人恐怖症

対人恐怖症とは

対人恐怖症とは、他者からの視線や評価を過度に気にするあまり、社交場面で強い不安や恐怖を感じる状態です。最近では「社交不安障害（SAD: Social Anxiety Disorder）」という診断名で呼ばれることが多くなっています。

この症状は単なる「内気」や「シャイ」とは異なります。社交場面での不安や恐怖が本人の意思でコントロールできないほど強く、日常生活や社会生活に支障をきたすことが特徴です。

赤面や発汗、手の震えといった身体症状を伴うことも多く、これらの症状が他者に気づかれることへの恐怖も加わり、悪循環に陥りやすい傾向があります。日本では文化的背景も影響し、「他者に迷惑をかけたくない」「周囲と調和したい」という価値観が症状を強める場合もあります。

対人恐怖症を放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。まず社会的孤立が進み、友人関係が狭まっていくことがあります。人との交流を避けるようになるためです。

仕事面では昇進や新しい仕事の機会を逃してしまうことも少なくありません。会議での発言や電話対応などを避けるようになり、能力を発揮できなくなるためです。

長期間の社会的孤立や自己評価の低下から、うつ症状を併発するリスクも高まります。生活の質も低下し、趣味や外出などの活動が制限され、生活の満足度が下がっていきます。

対人恐怖症の原因

当院では、さまざまな精神的な症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、対人恐怖症でお悩みの人も、多く来院されています。

対人恐怖症の原因として次のものが挙げられます。

対人恐怖症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

学校でのいじめや人前での失敗体験などのトラウマ的な経験も大きな引き金となります。特に思春期に経験したトラウマは影響が大きいとされています。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。対人恐怖症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

対人恐怖症への対応として、次のようなものが一般的です。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、定期的な通院と自宅での練習が必要です。また一時的に不安が高まることもあります。専門的な訓練を受けたセラピストが病院では少なく、適切な治療を受けられない場合もあります。

薬物療法

SSRIは効果が出るまでに時間がかかり、初期には不安が増強することがあります。また性機能障害や体重増加などの副作用が生じることもあります。抗不安薬は依存性があり、長期使用はなるべく避けるべきです。

暴露療法

治療過程で強い不安を体験するため、途中で脱落してしまう方もいます。適切な専門家の指導のもとで行う必要があります。また現実の社交場面と治療環境の違いから、効果が一般化しにくい場合もあります。

対人恐怖症を改善するために

まずはあなたの対人恐怖症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、対人恐怖症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、対人恐怖症に対して、心と身体の両面からアプローチする独自の治療システムを提供しています。院長自身が自律神経失調症やパニック障害などの症状を経験しているため、患者様の辛さに寄り添った施術が可能です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や他の治療院、カウンセリング院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

対人恐怖症のQ＆A

対人恐怖症は自然に治りますか？

対人恐怖症は自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。私の臨床経験では、症状を放置すると悪循環に陥りやすく、改善が難しくなることが多いです。早期に専門家に相談し、適切なアプローチを見つけることをお勧めします。

対人恐怖症の人がやってはいけないことは？

過度な回避行動は症状を悪化させる可能性があります。また、アルコールや薬物で不安を紛らわせようとすることも依存のリスクがあるため、お勧めできません。自己否定的な思考パターンに陥ることも避けるべきです。適切なサポートを受けながら少しずつ少しずつ挑戦していくことが大切です。

対人恐怖症と社交不安障害の違いは何ですか？

対人恐怖症は日本で古くから使われてきた概念で、「他者に不快感を与えることへの不安」に焦点があります。一方、社交不安障害は国際的な診断名で「他者から否定的に評価されることへの不安」を重視します。現在は対人恐怖症は社交不安障害の一種と考えられています。

対人恐怖症は完治しますか？

完全に症状がなくなるというよりも、症状と上手に付き合えるようになることが目標です。当院の治療を受けた方々の多くは、適切な治療と自己理解を深めることで、症状が大幅に改善し、充実した社会生活を送れるようになっています。

対人恐怖症の症状が出たときの対処法はありますか？

一般的には、腹式呼吸や筋弛緩法などのリラクゼーション技法が効果的です。また、「今この瞬間」に意識を向けるマインドフルネスも役立ちます。ただ、個人差があり、まずはカウンセリングを受ける中で、あなたならではの対処法をアドバイスしてもらうといいでしょう。

薬を飲まずに対人恐怖症を改善する方法はありますか？

さまざまな心理療法は薬に頼らない方法として効果的です。また、規則正しい生活習慣や適度な運動も症状改善に役立ちます。当院の治療では、身体と心、両面にアプローチする方法で、薬に頼らない改善を目指しています。

対人恐怖症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と対人恐怖症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

症状の辛さを理解し、一人ひとりに合わせた施術プランを提案いたします。まずは小さな一歩から始めましょう。あなたの「やりたいこと」を実現するために、当院がしっかりとサポートいたします。

対人恐怖症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。