副鼻腔炎（蓄膿症）

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは、鼻の周りにある空洞（副鼻腔）に炎症が起こる病気です。副鼻腔は左右に4つずつ、合計8個あり、普段は空気の加湿や浄化を行う「天然の空気清浄機」のような働きをしています。

日本における副鼻腔炎の患者数は約100万人から200万人とされており、これは総人口の0.8～1.6％、およそ100人に1人の割合に相当します。

風邪やアレルギーなどが原因で鼻の粘膜が腫れると、副鼻腔と鼻をつなぐ通り道が塞がれてしまいます。その結果、副鼻腔内に膿や分泌物が溜まってしまうのです。症状が4週間以内なら「急性副鼻腔炎」、3ヶ月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」と呼ばれ、昔は「蓄膿症」とも言われていました。

副鼻腔炎を放置すると、まず嗅覚障害が進行し、食事の味がわからなくなって食べる楽しみを失います。また、ガス漏れや火災の煙に気づけないなど、危険察知能力の低下により生命に関わるリスクも生じます。慢性的な鼻づまりにより睡眠の質が悪化し、日中の集中力低下や疲労感が蓄積されます。

さらに、炎症が周囲の組織に波及すると、中耳炎や気管支炎を併発する可能性があります。最悪の場合、炎症が脳や眼の周囲に広がり、髄膜炎や視力障害などの重篤な合併症を引き起こすリスクもあります。好酸球性副鼻腔炎の場合は、鼻茸が大きくなって完全な鼻閉状態となり、手術が避けられなくなることもあります。

副鼻腔炎の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、副鼻腔炎でお悩みの人は、特に多く来院されています。

副鼻腔炎の原因として次のものが挙げられます。

副鼻腔炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

風邪などのウイルス感染が最も多い原因で、体力低下時にさらに細菌感染が加わることで副鼻腔炎が発症します。また、花粉やハウスダストなどのアレルゲンにより鼻粘膜が腫れ、副鼻腔の換気が悪くなって炎症が起こることもあります。この複数の原因が引き金となり、副鼻腔内の換気不良や分泌物の停滞などが発生し、副鼻腔炎が発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。副鼻腔炎は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

副鼻腔炎への対応として、次のようなものが一般的です。

抗生物質治療

長期使用により耐性菌の発生リスクがあり、肝機能への影響や腸内細菌叢の乱れを引き起こす可能性があります。また、副作用として下痢や吐き気などの消化器症状が現れることもあります。

マクロライド系抗生物質の少量長期投与

効果が現れるまで数ヶ月かかり、継続的な服薬が必要で、一部の患者では効果が期待できません。長期服用による副作用のリスクも懸念されます。

ステロイド薬治療

長期使用により副作用のリスクが高まり、免疫力低下や骨粗鬆症などの全身への影響が懸念されます。急に中止すると症状が悪化する可能性もあります。

内視鏡下鼻副鼻腔手術

出血や感染のリスクがあり、好酸球性副鼻腔炎では再発率が高く、約40％の患者で再手術が必要になります。全身麻酔のリスクもあります。

副鼻腔炎を改善するために

まずはあなたの副鼻腔炎の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、副鼻腔炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。副鼻腔炎は単に鼻の問題だけでなく、自律神経の乱れやストレス、免疫力の低下なども大きく関わっています。そのため、当院では心身両面からアプローチする独自の治療法を採用しています。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法により、ただ症状を抑えるのではなく、根本的な原因から改善していきます。

抗生物質やステロイドを服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

副鼻腔炎のQ＆A

副鼻腔炎は自然に治りますか？

軽度の急性副鼻腔炎であれば、約70％の人が10日から2週間程度で自然治癒します。ただし、3ヶ月以上症状が続く慢性副鼻腔炎は適切な治療が必要です。

副鼻腔炎の人がやってはいけないことは？

鼻すすり、飲酒、喫煙は症状を悪化させるため控えましょう。市販の点鼻薬の使いすぎも血管腫脹を引き起こし、鼻づまりが悪化する可能性があります。

副鼻腔炎は他人にうつりますか？

副鼻腔炎自体は他人にうつることはありません。ただし、原因となる風邪のウイルスや細菌は感染する可能性があるため、手洗いうがいなどの基本的な感染対策は重要です。

急性と慢性の副鼻腔炎の違いは何ですか？

発症から4週間以内が急性、3ヶ月以上続くものが慢性副鼻腔炎です。急性は主に細菌感染が原因で、慢性はアレルギーや構造的問題など複数の要因が関与しています。

好酸球性副鼻腔炎とは何ですか？

好酸球という白血球が異常に増加して起こる難治性の副鼻腔炎で、厚生労働省指定の難病です。通常の抗生物質が効きにくく、嗅覚障害や鼻茸の再発が特徴的です。

副鼻腔炎は完治しますか？

急性副鼻腔炎は適切な治療で完治可能です。慢性副鼻腔炎も治療により症状の大幅な改善が期待できますが、好酸球性副鼻腔炎は長期的な管理が必要な場合があります。

副鼻腔炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と副鼻腔炎は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

副鼻腔炎が改善されることで、これまで諦めていた多くのことが可能になります。質の良い睡眠を取れるようになることで、日中の活動量も増え、仕事や家事への集中力も向上します。

副鼻腔炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。