産後の腰痛

産後の腰痛とは

産後の腰痛とは、出産後に現れる腰部の痛みや不快感のことです。出産に伴う骨盤の変化、ホルモンバランスの変動、筋力低下、育児による姿勢の変化などが複合的に作用して発生します。一般的には出産直後から数ヶ月間に現れることが多く、軽度な鈍痛から日常生活に支障をきたす激痛まで症状の程度は様々です。

厚生労働省の調査によると、出産後に腰痛を訴える女性は約38.5％に上ることが報告されています。日本の年間出生数を約80万人とすると、毎年約30万人以上の女性が産後の腰痛に悩まされていると推定されます。まさに多くのお母さんが経験する症状と言える状況です。

産後の腰痛は妊娠前の腰痛とは原因が異なり、産後特有の要因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。そのため、一般的な腰痛治療では改善が困難な場合も少なくありません。

産後の腰痛を放置すると、慢性的な腰痛へと移行する可能性が高くなります。痛みをかばうために無理な姿勢を取り続けることで、肩こり、背中の痛み、膝の痛みなど他の部位にも症状が広がってしまいます。また、骨盤の歪みが固定化されると、体調不良や肥満の原因にもなります。

最悪の場合、椎間板ヘルニアやすべり症などの重篤な疾患に進行する可能性もあります。さらに、痛みによる睡眠不足や活動制限が続くと、育児ストレスの増大、家族関係の悪化、復職への不安、将来の妊娠・出産への恐怖感など、身体的な問題を超えて精神的・社会的な問題にまで発展する恐れがあります。

産後の腰痛の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、産後の腰痛でお悩みの人も、一定数来院されています。

産後の腰痛の原因として次のものが挙げられます。

産後の腰痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。産後の腰痛は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

授乳中の場合は使用できる薬剤が限られ、一時的な症状緩和にとどまり根本的な改善には至りません。また、薬剤への依存や副作用のリスクもあります。

薬の効果が切れると痛みがまた再発しやすく、育児で忙しいお母さんにとって継続的な服薬は負担になることも多いです。

物理療法

効果が一時的で、治療を中断すると症状が再発しやすく、通院の時間と費用がかかります。育児で忙しい産後女性には負担が大きいです。

また、赤ちゃんを連れての通院は困難で、継続的な治療が難しくなることが多いのが現状です。

理学療法

育児で忙しい産後女性には負担が大きく、効果が現れるまでに時間がかかります。

運動の負荷を間違えると症状が悪化することもあり、専門的な指導が必要ですが、それを受ける時間の確保が困難です。

産後の腰痛を改善するために

まずはあなたの産後の腰痛の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、産後の腰痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

産後の腰痛は単なる筋肉の問題だけではありません。ホルモンバランスの変化、育児ストレス、睡眠不足など、様々な要因が複雑に絡み合っています。だからこそ、身体だけでなく心の状態にもアプローチすることが重要なのです。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法により、ただ筋肉や骨格の調整ではなく、心身同時に調整していきます。痛みもなく、体に優しい、安心できる治療法で、授乳中のお母さんでも安心です。

鎮痛薬を服用されている方や、子供さんのことを考えると薬には頼りたくないと思っておられる方、整骨院やマッサージ院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

個人差がありますが、適切なケアなしでは慢性化する可能性が高いです。一般的には3ヶ月以内に改善する方が多いですが、放置すると長期化することもあります。早期の適切な治療が重要です。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

前かがみの姿勢、長時間の同一姿勢、高いヒールの着用、重いものの持ち上げ、無理な運動は避けましょう。猫背や足を組む座り方も腰に負担をかけるため注意が必要です。

授乳中でも安全に使える痛み止めはありますか？

授乳への影響を考慮した処方が必要です。当院では薬に頼らない改善方法をご提案しています。

産後の腰痛はいつまで続くのでしょうか？

一般的には産褥期の終わりごろ（6-8週間）には軽減しますが、適切なケアを行わないと数ヶ月から1年以上続く場合もあります。個人差がありますので、早めの対処をお勧めします。

抱っこ紐を使うと腰痛が悪化するのはなぜですか？

抱っこ紐の重量が腰部に集中し、前傾姿勢を強制されるためです。正しい装着方法と適切な製品選択、使用時間の調整が重要です。

産後の腰痛は第二子の妊娠に影響しますか？

適切に治療せずに慢性化した場合、次回妊娠時により症状が悪化する可能性があります。妊娠前に十分な改善を図ることが重要です。当院では将来の妊娠も考慮した治療を行います。

産後の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と産後の腰痛は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

産後の腰痛が改善されることで、あなたの生活は大きく変わります。痛みに悩まされることなく、育児を心から楽しめるようになります。また、復職への不安も解消され、将来への希望を持って過ごせるようになるでしょう。

産後の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。