食欲不振

食欲不振とは

食欲不振とは、食物を摂取したいという生理的な欲求が低下または消失した状態です。「食欲低下」「食欲減退」「食思不振」などとも呼ばれます。

通常、人間の脳にある視床下部が刺激されることで空腹を感じる仕組みになっています。しかし様々な要因によってこの仕組みが正常に機能しなくなると、食欲不振の状態になります。

日常的なストレスによる一時的な食欲不振は、成人の多くが経験する一般的な症状です。一時的なものであれば心配はありませんが、長期間続く場合は何らかの対処が必要になります。

食欲不振を放置すると、まず栄養不足による体力低下や免疫力の低下が起こります。必要なビタミンやミネラルの不足による各種欠乏症も発症する可能性があります。例えば、ビタミンD不足による骨粗鬆症などです。

筋肉量の減少と身体機能の低下も起こりやすくなります。重度の体重減少に至ることもあり、特に高齢者では低栄養状態から寝たきりになるリスクも高まります。

脱水症状を引き起こすこともあります。基礎疾患がある場合は、その悪化や治療効果の減弱にもつながります。精神的な不調、特にうつ症状が悪化することも少なくありません。

食欲不振の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、食欲不振でお悩みの人も、一定数来院されています。

食欲不振の原因として次のものが挙げられます。

食欲不振は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

消化器官に関わる病気では、慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんなどが原因となることが多く、胃腸の機能低下により食欲が減退します。全身性疾患では、心不全や慢性腎臓病、甲状腺機能低下症などが関係します。

精神的要因も大きく、うつ病や強いストレス状態では自律神経のバランスが崩れ、食欲が低下します。年齢を重ねると味覚・嗅覚の低下や消化機能の衰えにより、自然と食欲が低下することもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。食欲不振は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

食欲不振への対応として、次のようなものが一般的です。

原因疾患の特定と治療

胃カメラなどの検査に対する不安や恐怖から、受診をためらう方も多くいます。検査自体がストレスとなり、症状を悪化させることもあります。

食欲不振の原因は多岐にわたるため、特定に時間がかかることがあります。複数の検査を受ける必要があり、身体的・経済的負担が生じることも少なくありません。

薬物療法

処方される薬によっては、眠気、便秘、下痢などの副作用が出ることがあります。また、別の薬の副作用で食欲不振が起きている場合、さらに薬を増やすことになり複雑化する恐れがあります。

点滴による水分・栄養補給

必要であれば、行うべきではありますが、根本的な原因（特にストレスや生活習慣など）が改善されない限り、一時的な対処に留まることがあります。症状の緩和はできても、根本的な解決にならないケースも多いです。

食欲不振を改善するために

まずはあなたの食欲不振の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、食欲不振の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

自律神経のバランスが崩れると、消化器官の働きが低下し、食欲不振を引き起こします。ストレスや疲労が蓄積すると、交感神経が優位になり、消化を担当する副交感神経の働きが弱まるのです。

当院では、自律神経のバランスを整えるための施術を行います。背骨や骨盤の歪みを調整し、神経の圧迫を取り除くことで、自律神経の働きを正常化します。

また、食欲不振の原因が精神的なものである場合も多いため、カウンセリングを通じて心の問題にもアプローチします。不安や心配事を解消することで、食欲が回復することもあります。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法を採用しています。単に筋肉や骨格の調整だけでなく、自律神経のバランスを整え、ストレスの軽減を図ります。痛みもなく、体に優しい施術なので安心です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や心療内科、他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

食欲不振のQ＆A

食欲不振は自然に治りますか？

一時的なストレスや疲労による食欲不振は、休息や環境の改善で自然回復することがあります。しかし2週間以上続く場合は、隠れた病気のサインかもしれません。自律神経の乱れが原因なら、生活リズムの調整と心身のケアで改善できることが多いです。

食欲不振の人がやってはいけないことは？

無理に食べること、食事を抜くこと、カフェインやアルコールの過剰摂取は避けましょう。また自己判断での薬の服用や、ストレス状態の放置も良くありません。食欲不振の原因を無視して無理を続けると、さらに症状が悪化する可能性があります。

食欲不振と胃もたれの違いは何ですか？

食欲不振は食べたいという欲求自体の低下で、胃もたれは食後に胃に不快感や膨満感が生じる状態です。自律神経の乱れが両方の症状を引き起こすことがあり、関連して現れることも多いです。体の声に耳を傾け、原因に合わせたアプローチが大切です。

食欲不振と体重減少は必ず関連していますか？

必ずしも関連するわけではありませんが、長期の食欲不振は栄養摂取量の減少につながり、体重減少を引き起こすことが多いです。体重減少を伴う食欲不振は、より深刻な健康問題のサインかもしれません。早めの対応をお勧めします。

うつ病と食欲不振の関係は？

うつ病では脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、食欲中枢に影響を与えるため、食欲不振が症状として現れることが多いです。心と体は密接につながっているため、心のケアと体のケアを並行して行うことが回復への近道になります。

子どもの食欲不振は心配すべきですか？

一時的なものであれば心配ありませんが、長期間続く場合や体重減少、発達の遅れなどを伴う場合は専門家に相談すべきです。子どもは環境の変化やストレスに敏感なので、安心できる食事環境づくりと、食事を楽しむ経験を増やすことが大切です。

食欲不振で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と食欲不振は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

食欲不振が改善すると、単に「食べられるようになる」だけでなく、生活全体が変わります。食事は栄養補給だけでなく、人生の楽しみの一つでもあるからです。

当院での施術を通じて自律神経のバランスが整うと、消化機能も正常化し、自然と食欲が戻ってきます。「おいしい」と感じる感覚が戻り、食事の時間が苦痛ではなく楽しみに変わります。

食欲不振は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。