足底筋膜炎

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎とは、足の裏のかかとから足指の付け根まで伸びている足底筋膜という組織に炎症が起こり、痛みが生じる疾患です。足底筋膜は足のアーチを支える重要な役割を果たしており、歩行時の衝撃を吸収するクッションのような働きをしています。

この筋膜に過度な負担がかかることで炎症が起こり、特に朝起きてからの第一歩目や、しばらく休んだ後の歩き始めに強い痛みを感じるのが特徴的な症状です。

日本国内で約100万人以上の方が足底筋膜炎の症状を経験していると考えられており、40歳以上の成人の約10人に1人が生涯のうちに発症するとされています。

足底筋膜炎を適切に治療せずに放置すると、慢性的な痛みが続くだけでなく、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。最も深刻な問題は「骨棘（こつきょく）」の形成で、一度形成されると元の状態に戻すことは非常に困難になります。

また、痛みをかばうために歩き方が変わることで、膝や腰、股関節などの他の部位にも負担がかかり、二次的な痛みや機能障害を引き起こすことがあります。さらに症状が進行すると、歩行困難になり日常生活に大きな支障をきたし、最終的には外科手術が必要になる場合もあります。

足底筋膜炎の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、足底筋膜炎でお悩みの人も、一定数来院されています。

足底筋膜炎の原因として次のものが挙げられます。

足底筋膜炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、足底筋膜への過度な負担や炎症、足のアーチ機能の低下などが発生し、足底筋膜炎が発症します。それは人によって違い、単に痛みを抑えたり足裏をマッサージするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。足底筋膜炎は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足底筋膜炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

当院でも、症状の改善には薬物療法の効果を認識していますが、根本的な解決には限界があると考えています。

足底筋膜炎において、薬物療法では一時的な痛みの軽減は期待できますが、根本的な原因の解決にはならないことが多く、長期使用による副作用のリスクもあります。また、薬の効果が切れると痛みがまた再発しやすいです。

装具療法（インソール）

インソールは確かに足底筋膜への負担軽減に効果がありますが、個人の足の形状に完全に合わせることが難しく、効果に個人差があります。また、根本的な筋肉や関節の問題は解決されません。

また、インソールだけでは全身のバランスや歩行パターンの改善には限界があるため、症状の根本的な解決には至らないケースが多いです。

理学療法・運動療法

理学療法や運動療法などではなかなか治らない足底筋膜炎が多く、効果があってもかなり時間がかかるため途中断念する人が多いのが現状です。適切な指導を受けないと症状が悪化する可能性もあります。

足底筋膜炎を改善するために

まずはあなたの足底筋膜炎の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、足底筋膜炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、足底筋膜炎の根本的な改善を目指し、心身両面からのアプローチを行っています。足底筋膜炎は単純に足裏の問題だけではなく、全身のバランスや自律神経の状態、ストレスレベルなども大きく関わっているからです。

鎮痛薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージ院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

足底筋膜炎のQ＆A

足底筋膜炎は自然に治りますか？

軽度の場合は安静にすることで自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化や骨棘形成のリスクがあるため、早期の対処が重要です。

足底筋膜炎の人がやってはいけないことは？

かかとへの衝撃が強い運動（ジャンプ、ダッシュ）、合わない靴の着用、無理な運動の継続は避けるべきです。また自己判断での冷却や温熱療法も逆効果になる場合があります。

足底筋膜炎と足底腱膜炎は同じ病気ですか？

基本的に同じ疾患を指します。足底筋膜と足底腱膜は同じ組織の異なる呼び方で、どちらも足裏のかかとから足指の付け根まで伸びる組織の炎症による痛みです。

どのくらいの期間で治りますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。ただし慢性化している場合や骨棘がある場合は、より長期間の治療が必要になることがあります。

運動はいつから再開できますか？

痛みが軽減し、歩行時の不快感がなくなってから段階的に再開します。まずはウォーキングや水泳など足裏への負担が少ない運動から始め、徐々に強度を上げていくことが大切です。

両足同時に発症することはありますか？

可能性はありますが、多くの場合は片足から始まります。ただし片足をかばうことで反対側の足に負担がかかり、両足に症状が出ることもあります。

足底筋膜炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と足底筋膜炎は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

足底筋膜炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。