強迫性障害

強迫性障害とは

強迫性障害とは、自分の意思とは関係なく不安や恐怖を伴う考え（強迫観念）が繰り返し浮かび、それを打ち消すために特定の行動（強迫行為）を繰り返さずにはいられなくなる精神疾患です。本人も「おかしい」「不合理だ」とわかっていながらも、強い不安から行動を止められないのが特徴です。

日常生活の延長線上にある行動が極端にエスカレートし、生活にに支障を影響が出てくるようになります。例えば、清潔にすることは大切ですが、1日に10回以上も手を洗うことで皮膚が荒れてしまうほどになると、それは強迫性障害の症状かもしれません。

強迫観念と強迫行為のパターンは人によって様々です。確認行為（鍵、ガス栓、電気のスイッチなど）、洗浄行為（手洗い、シャワーなど）、対称性へのこだわり、特定の数字や順番へのこだわりなどが代表的です。

強迫性障害の発症率は人口の約2～3%と言われており、100人に2～3人が経験する比較的一般的な精神疾患です。

強迫性障害を放置すると、症状が悪化して日常生活への支障がさらに深刻化します。仕事や学業に遅れが生じ、キャリアに影響を及ぼすこともあります。

強迫行為に費やす時間が増えると、社会生活や人間関係が悪化する恐れがあります。友人との約束に遅れる、外出そのものを避けるようになるなど、徐々に行動範囲が狭まっていきます。

さらに、うつ病や睡眠障害などの他の精神疾患を併発するリスクが高まります。不安や焦りから睡眠の質が低下し、慢性的な疲労感を抱えるようになることも少なくありません。

症状が深刻化すると、治療に時間がかかるようになります。早期に適切な治療を受けることが、回復への近道です。

強迫性障害の原因

当院では、さまざまな精神的な症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、強迫性障害でお悩みの人も、一定数来院されています。

強迫性障害の原因として次のものが挙げられます。

強迫性障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一つの大きなストレスではなく、複数の要因が組み合わさることで発症することもあります。完璧主義的な傾向や細部へのこだわりが強い人は発症リスクが高いとされています。

また、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の不均衡も関与しています。これらの要因が相互に作用し、強迫観念と強迫行為のサイクルを形成していきます。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や、心療内科、ほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。強迫性障害は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

強迫性障害への対応として、次のようなものが一般的です。

認知行動療法（暴露反応妨害法）

一時的に不安や恐怖が強まることがあります。効果を実感するまでに時間と忍耐が必要で、専門的な訓練を受けた治療者が少なく、適切な治療を受けられる医療機関が限られています。また、患者自身の強い意志と積極的な参加が求められます。。

薬物療法

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあります。また、吐き気、食欲不振、頭痛、不眠、性機能障害などの副作用が生じる可能性があります。急に中止すると離脱症状が起きることもあり、医師の指示に従った慎重な減薬が必要です。

強迫性障害を改善するために

まずはあなたの強迫性障害の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、強迫性障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

強迫性障害を改善するためには、まず「症状が治った後、どうなりたいか？何をしたいか？」という目標を創ることが大切です。「症状を治す」ことばかりに視点が向くと、余計に焦りが出てきたり、一喜一憂したりしがちです。

ただ、一人でやる必要はありません。一緒に進めていくのでご安心ください。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、強迫性障害の改善に向けて、心と身体の両面からアプローチします。4種類の独自検査で現在の状態を客観的に分析し、15年以上のデータと合わせて、不調の原因を見出していきます。

また、院長自身も自律神経失調症やパニック障害などの症状を経験しており、あなたの辛さや不安な気持ちに寄り添います。心の問題にもアプローチする心理カウンセラーとしても活躍しているため、強迫性障害の心理的側面にも対応できます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や、他の治療院、カウンセリング院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

強迫性障害のQ＆A

強迫性障害は自然に治りますか？

強迫性障害は自然に完全に治ることは稀です。適切な治療を受けることで症状の改善が期待できますが、放置すると症状が悪化することが多いです。早期に専門家に相談することをお勧めします。

強迫性障害の人がやってはいけないことは？

強迫行為に家族や周囲の人を過度に巻き込むことは避けるべきです。また、不安から回避行動を増やしていくことも症状を悪化させます。自己判断での服薬中止や治療の中断も避けるべきです。ただ、やってはいけないとわかっていても、やってしまうのがこの症状でもありますので、まずは専門家にご相談ください。

強迫性障害は完治しますか？

完全に症状がなくなる「完治」は難しい場合もありますが、適切な治療により多くの方が寛解レベル（症状の80%程度が改善）まで回復します。ただし、症状の一部が習慣として残ることもあります。

家族はどのようにサポートすればよいですか？

強迫行為への同調は避け、「それは強迫観念によるもの」として毅然とした態度で接することが大切です。ただし、本人を責めるのではなく、強迫観念という「外部の敵」に対して一緒に立ち向かうという姿勢が効果的です。

強迫性障害と不安障害の違いは何ですか？

強迫性障害は不安障害の一種です。特定の強迫観念と強迫行為のパターンが特徴で、他の不安障害と比べて「わかっていてもやめられない」という認識があることが特徴的です。

強迫性障害の症状は年齢とともに変化しますか？

強迫性障害の症状は時期によって変化することがあります。ストレスが増えると悪化し、環境が安定すると軽減することもあります。また、内容が変わることもありますが、基本的な特徴は持続することが多いです。

強迫性障害で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と強迫性障害は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

強迫性障害は適切な治療と対処法で症状を和らげることができます。一人で抱え込まず、専門家に相談することが回復への第一歩です。当院では、あなたの症状に合わせた治療プランを提案し、心身両面からサポートします。

辛い症状から解放され、以前のように創造的な仕事に集中し、気軽に友人と外出できる日常を取り戻しましょう。まずは一度、当院にご相談ください。あなたの回復をサポートするために、全力でお手伝いします。

強迫性障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。