寝汗

寝汗とは

寝汗とは、睡眠中に過度に汗をかく症状のことです。室温が適切で薄着をしているにも関わらず、着替えが必要になるほど大量の汗をかく状態を指します。通常の体温調節による軽い発汗とは異なり、パジャマやシーツが濡れるほどの汗をかき、睡眠の質に影響を与える症状として医学的に問題視されています。

特に、更年期を迎える40代後半から50代の女性に多く見られ、日本の更年期女性の約60～70%が何らかの発汗症状を経験しているとされています。医療機関を受診した患者のうち、10～41%の方に寝汗の症状が見られるという報告もあります。

初期は「少し汗をかくだけ」と感じても、放置すると症状が強くなり慢性化します。睡眠の質が著しく低下し、日中の集中力や判断力が低下して仕事や日常生活に支障をきたします。重症化すると慢性的な睡眠不足から免疫力の低下やうつ症状につながるケースもあります。

また、汗をかいたまま放置することで体温が下がり、寝冷えから風邪を引きやすくなります。さらに、汗による雑菌の繁殖で肌荒れや汗疹を引き起こし、体臭の原因にもなります。最悪の場合、寝汗が重大な疾患のサインである可能性もあり、早期発見の機会を逃すリスクがあります。

寝汗の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、寝汗でお悩みの人も、一定数来院されています。

寝汗の原因として次のものが挙げられます。

寝汗は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経の乱れや体温調節機能の異常、ホルモンバランスの変化などが発生し、寝汗が発症します。それは人によって違い、単に汗を抑える薬を使ったり環境を整えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。寝汗は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寝汗への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法

当院でも、ホルモンバランスの調整は重視しています。ただ、薬物によるホルモン補充ではなく、自律神経を整えることで自然なホルモンバランスの回復を目指します。

ホルモン補充療法では血栓症や乳がんのリスク増加、副作用による体調不良の可能性があります。長期使用には慎重な管理が必要で、根本的な解決にならない場合も多いのが現状です。

薬物療法

症状を一時的に抑えるだけで、根本的な解決にならないことが多く、薬の副作用や依存性の問題があります。また、薬の効果が切れると症状がまた再発しやすいです。

また、抗不安薬の長期使用は、依存性や認知機能への影響など、さまざまな副作用が報告されています。症状に対する対症療法に留まることが多いのが実情です。

検査の負担

入院検査は時間と費用がかかり、仕事や日常生活への影響があります。検査結果が出るまで不安が続き、結果的に原因不明と診断されることも少なくありません。

寝汗を改善するために

まずはあなたの寝汗の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、寝汗の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

多くの場合、寝汗は自律神経の乱れが根本的な原因となっています。ストレスや生活習慣の乱れにより交感神経が過度に活発になり、体温調節機能が正常に働かなくなるのです。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、心身両面からのアプローチにより、単なる対症療法ではなく、寝汗を引き起こしている根本原因にアプローチします。神経やストレスに同時に働きかける新発想の治療法で、痛みもなく体に優しい施術を行います。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

寝汗のQ＆A

寝汗は自然に治りますか？

原因によって異なります。一時的なストレスや生活習慣が原因の場合は改善可能ですが、更年期や疾患が原因の場合は適切な対処が必要です。自律神経の乱れが根本原因の場合、専門的なアプローチにより改善が期待できます。

寝汗の人がやってはいけないことは？

アルコールの過剰摂取、就寝前の激しい運動、厚着での就寝、室温の上げすぎは避けましょう。また、症状を放置せず早めの対処が大切です。ストレスを溜め込まず、リラックスできる時間を作ることも重要です。

更年期の寝汗はいつまで続きますか？

個人差がありますが、一般的に2～5年程度続くことが多いです。適切なケアにより症状の軽減は可能です。自律神経を整えることで、更年期症状全体の改善も期待できます。

寝汗と重大な病気の見分け方は？

発熱、体重減少、リンパ節の腫れ、食欲不振などの症状が伴う場合は、早急に医療機関を受診することをお勧めします。単独の寝汗症状であれば、自律神経の乱れが原因の可能性が高いです。

男性でも更年期による寝汗はありますか？

はい、男性にも更年期があり、テストステロンの減少により寝汗などの症状が現れることがあります。

ストレスと寝汗の関係は？

ストレスは自律神経を乱し、体温調節機能に影響を与えます。リラックス法やストレス管理が症状改善に重要です。当院では心理的なアプローチも含めた総合的な治療を行います。

寝汗で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と寝汗は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

当院の施術により自律神経のバランスが整うことで、寝汗以外の不調も同時に改善されることが多く、総合的な健康状態の向上が期待できます。あなたも快適な睡眠を取り戻し、活力に満ちた毎日を送りませんか。

寝汗は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。