マイナス思考

マイナス思考とは

マイナス思考とは、物事や状況を悲観的・否定的に捉える思考パターンのことです。何かにつけて「どうせ失敗するだろう」「自分はダメな人間だ」などと悪い方向に考えが向いてしまいます。良い面よりも悪い面に注目し、小さな失敗を過大に評価する傾向があります。

プラス思考（ポジティブ思考）の反対の概念で、悲観主義や厭世観とも呼ばれることがあります。

精神疾患を有する総患者数は約419.3万人に上り、このうちマイナス思考が主な症状として現れるうつ病や不安障害の患者も多く含まれています。現代社会のストレスや情報過多の環境が、マイナス思考を助長している可能性も指摘されています。

マイナス思考を放置すると、精神面と身体面の両方に悪影響を及ぼします。精神面では自己評価がさらに低下し、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが高まります。人間関係や仕事のパフォーマンスも悪化し、社会的孤立を招くことも少なくありません。

身体面では、慢性的なストレスにより免疫力が低下します。その結果、胃潰瘍や胃腸炎などの消化器系の不調、睡眠障害、心血管疾患のリスク増大など、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。また、表情が乏しくなることで顔の筋肉が低下し、老化が早まることもあります。

マイナス思考の原因

当院では、さまざまな精神的な症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、マイナス思考でお悩みの人も、多く来院されています。

マイナス思考の原因として次のものが挙げられます。

マイナス思考はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

生まれつきの気質や幼少期の家庭環境による影響が考えられます。特に幼い頃から否定され続けるような環境で育った場合、自己肯定感や自尊心が低くなり、ネガティブな思考が浮かびやすくなります。また、仕事やプライベートでの挫折や失敗体験が自信喪失につながるケースも少なくありません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。マイナス思考は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

マイナス思考への対応として、次のようなものが一般的です。

認知行動療法（CBT）

効果が出るまでに時間がかかり、通常16週間程度の継続が必要です。心の状態が非常に悪い場合は、疲労感や精神的不安定さが増す可能性もあります。また、一つの心理療法のみでは対応できないことも多いのが現状です。

薬物療法

副作用のリスクがあり、眠気や口の渇き、性機能障害などの身体的な不調が現れることがあります。また、依存性の問題や、薬を止めた後の離脱症状が起こる可能性もあります。根本的な思考パターンの変化には直接的には効果がない場合もあります。

マイナス思考を改善するために

まずはあなたのマイナス思考の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、マイナス思考の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

そして、心身両面からのアプローチで、マイナス思考の改善をサポートします。脳科学・生理学・心理学に基づいた独自の理論と施術スキルで、確実に治癒に導いていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、マイナス思考の改善に特化した独自のアプローチを行っています。院長自身が自律神経失調症やパニック障害を経験しており、心の問題に深い理解を持っています。16年間で延べ27,000人以上の施術実績を積み、心理カウンセラーとしても活躍しています。

抗不安薬などの薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や他の治療院、カウンセリング院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

マイナス思考のQ＆A

マイナス思考は自然に治りますか？

マイナス思考は長年かけて形成された思考のクセなので、自然に完全に治ることは少ないです。しかし、適切なアプローチや日々の意識的な取り組みによって、徐々に改善することは十分可能です。私の臨床経験でも、継続的な取り組みで大きく改善された方は多くいらっしゃいます。

マイナス思考の人がやってはいけないことは？

自分を責めたり否定したりすることです。マイナス思考自体を「悪いこと」と捉えて自己批判を強めると、さらに思考が悪化する悪循環に陥ります。また、SNSでの比較や否定的なニュースへの過度な接触も避けた方が良いでしょう。思考のクセを責めずに、客観的に観察する姿勢が大切です。

マイナス思考は性格なので変えられないのでしょうか？

マイナス思考は「性格」というより「思考のクセ」と考えるべきです。生まれつきの気質や環境の影響はありますが、脳の特性により思考パターンは変化させることができます。私自身もパニック障害を経験し、マイナス思考を改善してきました。適切な方法で取り組めば、必ず変化は可能です。

マイナス思考とうつ病の違いは何ですか？

マイナス思考は思考のクセであり、うつ病は医学的診断が必要な精神疾患です。マイナス思考だけでは日常生活に大きな支障はなくても、うつ病では食欲不振、睡眠障害、意欲低下など複数の症状が一定期間続きます。マイナス思考が長期間続くとうつ病のリスクが高まるため、早めの対処が重要です。

睡眠とマイナス思考にはどのような関係がありますか？

睡眠不足は脳の機能に直接影響し、情動不安定や抑うつ傾向を強めることが研究で示されています。わずか5日間の睡眠不足でも、うつ病患者に似た脳機能の変化が見られるとのデータもあります。質の良い睡眠を確保することは、マイナス思考の改善に非常に効果的です。当院の施術でも睡眠改善を重視しています。

マイナス思考と栄養面は関係がありますか？

関係があると言っていいです。マイナス思考を改善するために、食事から適切な栄養素を摂取することも重要です。脳や神経は食事から摂る栄養素で作られるため、栄養不足や栄養バランスの崩れは感情の不安定さや思考力の低下を引き起こす可能性があります。

マイナス思考で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体とマイナス思考は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

一朝一夕で改善するものではありませんが、適切なサポートと継続的な取り組みにより、必ず変化は訪れます。

マイナス思考は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。