中途覚醒

中途覚醒とは

中途覚醒とは、夜中に何度も目が覚めてしまう睡眠障害の一つです。一度眠りについた後、翌朝まで眠り続けることができず、夜間に複数回目覚めてしまう状態を指します。

成人の約20％が何らかの不眠症状を抱えており、中途覚醒は多くの人が経験する一般的な睡眠障害といえます。この症状により十分な睡眠を取ることが困難になり、日中の疲労感や集中力の低下など、日常生活に様々な影響を与えます。

厚生労働省の睡眠障害ガイドラインによると、日本人を対象とした大規模疫学調査では、中途覚醒の有症状率は15～25％となっています。特に中高年齢層では睡眠を持続する力の低下により、中途覚醒や早朝覚醒などの症状が顕著に増加する傾向があります。

中途覚醒を放置すると、慢性的な睡眠不足により日中の強い眠気が生じ、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下します。集中力や判断力の低下により、事故やミスのリスクが高まってしまいます。

さらに、睡眠の質の悪化が続くことで、うつ病などの精神疾患を発症するリスクが上昇します。免疫力の低下により感染症にかかりやすくなり、生活習慣病のリスクも高まります。最悪の場合、社会生活や人間関係に深刻な支障をきたし、生活の質が大幅に低下する可能性があります。

中途覚醒の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、中途覚醒でお悩みの人は、特に多く来院されています。

中途覚醒の原因として次のものが挙げられます。

中途覚醒は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経の乱れや脳の覚醒システムの異常などが発生し、中途覚醒が発症します。それは人によって違い、単に睡眠薬を処方したり生活指導をするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。中途覚醒は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

中途覚醒への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

睡眠薬には依存性や副作用のリスクがあり、長期使用により効果が減弱する可能性があります。薬の種類や量の調整が必要で、急な中止により離脱症状が生じることもあります。

薬の効果が切れると症状がまた再発しやすく、根本的な解決にならないことが多いです。また、長期使用による副作用のリスクも懸念されます。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。専門的な知識を持つ治療者の指導が必要で、患者自身の積極的な参加と努力が求められます。

また、認知行動療法で治る中途覚醒がほとんどであれば、整体やセラピーに頼る人はほぼいないはずです。ということは、効果が限定的だということが言えます。

生活指導

生活習慣の改善は個人の意志力に依存する部分が大きく、継続が困難な場合があります。効果が現れるまでに時間がかかり、根本的な原因が解決されない場合は改善が限定的になることがあります。

実際、生活指導だけではなかなか治らない中途覚醒が多く、効果があってもかなり時間がかかるため途中断念する人が多いのが現状です。大切ではありますが、整体やセラピーなどとの併用が望ましいと言えます。

中途覚醒を改善するために

まずはあなたの中途覚醒の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、中途覚醒の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法により、自律神経の乱れを整え、自然な睡眠リズムを取り戻していきます。痛みもなく、体に優しい、安心できる治療法です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージ院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

中途覚醒のQ＆A

中途覚醒は自然に治りますか？

軽度のストレスが原因の場合は自然に改善することもありますが、慢性化している場合は適切な対処が必要です。原因を特定し、生活習慣の改善や専門的なアプローチを取ることで改善の可能性が高まります。

中途覚醒の人がやってはいけないことは？

夜中に目が覚めた際のスマートフォンの使用、寝る前のカフェインやアルコール摂取、不規則な睡眠時間、寝室での睡眠以外の活動は避けましょう。これらは睡眠の質をさらに悪化させる可能性があります。

睡眠薬を使わずに改善する方法はありますか？

生活習慣の改善、ストレス管理、リラクゼーション法、認知行動療法、適度な運動などの非薬物療法があります。整体や鍼灸などの代替療法も選択肢の一つとして考えられます。

中途覚醒はどのくらいの期間で改善しますか？

原因や個人差により異なりますが、生活習慣の改善では数週間から数ヶ月、認知行動療法では3～6ヶ月程度で効果が現れることが多いです。継続的な取り組みが重要です。

年齢とともに悪化しますか？

加齢により睡眠を持続する力が低下するため、中途覚醒は年齢とともに起こりやすくなる傾向があります。しかし、適切な対処により改善は可能です。

中途覚醒とストレスは関係ありますか？

はい、関係があります。最近は特にストレスと中途覚醒の関連が指摘されていて、物理的な原因だけではないストレス由来の中途覚醒が増えています。

中途覚醒で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と中途覚醒は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

中途覚醒が改善されることで、あなたの生活は大きく変わります。夜中に何度も目が覚める不安から解放され、朝まで深く眠れるようになります。

中途覚醒は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。