過呼吸

過呼吸とは

過呼吸（過換気症候群）とは、不安や緊張などの精神的ストレスが引き金となり、呼吸が速く浅くなる状態です。息を「ハーハー」と速く吐き出すことで血液中の二酸化炭素が過剰に排出され、血液がアルカリ性に傾きます。その結果、手足のしびれや動悸、めまいなどの様々な症状が現れます。

主に10～20代の若い女性に多く見られますが、誰にでも起こり得る症状です。近年ではストレス社会を反映してか、男性や中高年にも増加傾向にあります。パニック障害の一症状として過呼吸が現れることも多く、パニック障害の生涯有病率は約1.5%～3.5%と言われています。

過呼吸自体は生命に関わる危険な状態ではなく、多くの場合30分程度で自然に治まります。しかし、放置することでさまざまな問題が生じる可能性があります。

発作への恐怖から、外出や人との交流を避けるようになり、社会的孤立を招くことがあります。仕事や学校での活動に支障をきたし、パフォーマンスの低下や欠勤・欠席につながることも少なくありません。

過呼吸の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、過呼吸でお悩みの人も、多く来院されています。

過呼吸の原因として次のものが挙げられます。

過呼吸はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

精神的ストレスでは、不安や緊張、恐怖などの強い感情が引き金となり、自律神経系のバランスが崩れます。特に「几帳面」「心配性」「神経質」な性格の方に起こりやすいとされています。また、激しい運動の後や睡眠不足、肉体的疲労が蓄積した状態でも過呼吸が起こることがあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。過呼吸は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

過呼吸への対応として、次のようなものが一般的です。

身体的検査

検査結果に異常がなくても症状が続く場合、「気のせい」と片付けられてしまうことがあります。また、検査を繰り返すても、異常が見つからないケースも少なくありません。

薬物療法

依存性の問題や副作用のリスクがあります。また、薬に頼りすぎると自分自身で症状をコントロールする力が育ちにくくなる可能性があります。

呼吸法の指導

発作中は正しい呼吸法を実践するのが難しいことがあります。また、呼吸に意識を向けすぎることで、かえって不安が高まる場合もあります。

過呼吸を改善するために

まずはあなたの過呼吸の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、過呼吸の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、過呼吸の根本的な原因を見つけ出し、心身両面からアプローチする独自の治療プログラムを提供しています。15年以上の施術経験から生み出した効果の高い整体技術で、神経やストレスにも同時にアプローチします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージ院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

過呼吸のQ＆A

過呼吸は自然に治りますか？

過呼吸の発作自体は、多くの場合30分程度で自然に治まります。しかし、根本的な原因（ストレスや不安）が解決されなければ、発作は繰り返し起こる可能性があります。自律神経のバランスを整えるケアが大切です。

過呼吸の人がやってはいけないことは？

以前は紙袋を使う「ペーパーバッグ法」が推奨されていましたが、現在は酸素不足のリスクがあるため避けるべきです。また、カフェインの過剰摂取や睡眠不足など自律神経を乱す行動、そして「発作が起きるかも」と過度に意識することは避けたいところです。

過呼吸になったとき、周りの人はどう対応すべき？

落ち着いた態度で接し、本人を安心させることが大切です。「ゆっくり息を吐いて」と優しく声をかけ、背中をさすりながら呼吸のリズムを整えるサポートをします。過剰に心配する態度は本人の不安を高めるので避けましょう。

過呼吸と過換気症候群の違いは？

厳密には、過呼吸はスポーツなどの運動による呼吸の乱れを指し、精神的要因によるものは過換気症候群と呼びます。しかし、一般的には同じ意味で使われることが多いです。どちらも呼吸のバランスが崩れた状態を指します。

子どもの過呼吸にはどう対応すべき？

大人と同様に、落ち着いた態度で接し、ゆっくり呼吸するよう促します。子どもの場合は特に、周囲の大人がパニックにならないことが重要です。繰り返す場合は専門家に相談し、背景にあるストレス要因を探りましょう。

過呼吸と自律神経の関係は？

過呼吸は自律神経、特に交感神経の過剰な活動と密接に関連しています。緊張や不安で交感神経が優位になると呼吸が速く浅くなります。当院では自律神経のバランスを整える施術で、根本からのアプローチを行っています。

過呼吸で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と過呼吸は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

辛い症状を抱えていると、「このまま良くならないのではないか」という不安に襲われることもあるでしょう。しかし、適切なケアと心身のバランスを整えることで、必ず改善への道は開けます。当院では豊富な経験と実績をもとに、あなたの回復をしっかりとサポートします。

過呼吸は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。