甲状腺機能亢進症（バセドウ病）

甲状腺機能亢進症とは

甲状腺機能亢進症とは、首の前側にある甲状腺という臓器が過剰に働き、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌される病気です。甲状腺ホルモンは体の新陳代謝をコントロールする重要な役割を担っているため、これが過剰になると体の様々な機能が異常に活発化してしまいます。その結果、心拍数の増加、体重減少、手の震え、発汗過多などの症状が現れます。

日本では人口1000人あたり約2～3人が発症するとされ、特に20代後半から40代の女性に多く見られる疾患です。厚生労働省の調査によると、全国で約10万人以上の患者がいると推定されており、甲状腺疾患全体では約500万人が何らかの甲状腺の異常を抱えているとされています。

甲状腺機能亢進症を放置すると、心房細動などの不整脈から心不全に発展する危険性があります。心臓への負担が続くことで、命に関わる重篤な状態に陥る可能性も否定できません。最悪の場合、甲状腺クリーゼという生命に関わる重篤な状態に陥り、集中治療が必要になることもあります。

また、甲状腺ホルモンの作用により骨からカルシウムが失われ、骨粗しょう症が進行して骨折しやすくなります。妊娠中の女性では、妊娠高血圧症候群や流産・早産・死産のリスクが高まることも報告されています。症状を軽視せず、早期の適切な対処が重要です。

甲状腺機能亢進症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、甲状腺機能亢進症でお悩みの人も、一定数来院されています。

甲状腺機能亢進症の原因として次のものが挙げられます。

甲状腺機能亢進症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、甲状腺ホルモンの過剰分泌による全身の代謝異常が発生し、様々な症状が発症します。それは人によって違い、単にホルモン値を調整するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。甲状腺機能亢進症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

甲状腺機能亢進症への対応として、次のようなものが一般的です。

抗甲状腺薬による薬物療法

長期間（1～2年以上）の服薬が必要で、薬剤中止後の再発率が約70％と高く、副作用として肝機能障害や白血球減少、体重増加などが起こる可能性があります。薬の効果が切れると症状がまた再発しやすいのが現状です。

放射性ヨウ素治療

治療後に甲状腺機能低下症になるリスクが高く、生涯にわたってホルモン補充療法が必要になる場合があります。また、妊娠中や授乳中は実施できません。根本的な解決にならないことが多く、新たな問題を生じる可能性もあります。

外科手術

全身麻酔のリスクや術後の甲状腺機能低下症、声帯麻痺などの合併症の可能性があり、入院や長期の回復期間が必要です。また手術の種類によっては、根本の原因が変わらなければ、同じような症状が出ることも考えられるので、継続的なケアが必要です。

甲状腺機能亢進症を改善するために

まずはあなたの甲状腺機能亢進症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、甲状腺機能亢進症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

甲状腺機能亢進症の改善には、単にホルモン値を調整するだけでなく、根本的な原因にアプローチすることが重要です。当院では、心身両面からの独自のアプローチにより、病院との治療を併用しつつ、症状の原因を取り除くべく根本改善を目指します。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。小さな変化を拾って、その都度、対応を変えていくことで、治療効果がより高まります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術をなるべく避けたい方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

甲状腺機能亢進症のQ＆A

甲状腺機能亢進症は自然に治りますか？

一部の甲状腺炎による一時的な機能亢進は自然に改善することがありますが、バセドウ病などの多くの場合は適切な治療が必要です。しかし、当院の自然治癒力を引き出すアプローチにより、薬に頼らない改善も期待できます。

甲状腺機能亢進症の人がやってはいけないことは？

過度な運動、カフェインの過剰摂取、ヨウ素を多く含む食品の摂りすぎ、強いストレスは症状を悪化させる可能性があります。当院では生活指導も含めた総合的なサポートを行います。

バセドウ病と甲状腺機能亢進症の違いは何ですか？

甲状腺機能亢進症は症状の総称で、バセドウ病はその最も代表的な原因疾患の一つです。バセドウ病は自己免疫疾患が原因となっており、当院では免疫機能の正常化にもアプローチします。

薬を飲み続けても完治しないのはなぜですか？

薬は症状をコントロールするもので根本原因を治すものではないため、中止すると再発することが多く、長期的な管理が必要になります。当院では根本原因にアプローチし、薬に頼らない改善を目指します。

妊娠や出産への影響はありますか？

未治療の場合、流産や早産のリスクが高まりますが、適切な治療により安全な妊娠・出産が可能です。当院の自然療法は妊娠中でも安全に受けることができます。

ストレスは症状に影響しますか？

強いストレスは症状を悪化させる要因となるため、ストレス管理やリラクゼーション法を取り入れることが症状改善に役立ちます。当院ではストレス軽減のための施術も行います。

甲状腺機能亢進症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と甲状腺機能亢進症は、非常に相性がよく、中には早期に改善するケースも見られます。

甲状腺機能亢進症が改善されることで、これまで制限されていた日常生活を取り戻すことができます。仕事での集中力が向上し、人間関係も円滑になり、趣味や運動を心から楽しめるようになります。

何より、薬に頼らない自然な改善により、副作用の心配もなく、根本的な健康を取り戻すことができるのです。当院の心身両面からのアプローチで、あなたも健康で活力に満ちた毎日を手に入れませんか。

甲状腺機能亢進症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。