ほてり

ほてりとは

ほてりとは、突然体の一部（特に顔面から胸部にかけて）に熱感が生じ、皮膚が赤くなる症状です。通常は2～4分間程度続き、発汗や動悸を伴うことも多いものです。症状が収まった後に寒気を感じることもあります。

特に更年期の女性に多く見られる症状ですが、男性や他の年代でも様々な原因で発生することがあります。女性の約6割程度が更年期にほてりを経験するといわれています。そのうち、日常生活に支障をきたすほど重症になるのは約1割程度と考えられています。

更年期に差し掛かる40代後半から50代の女性人口を考慮すると、数百万人規模の方がこの症状に悩まされていると推測されます。予測できないタイミングで起こるため、社会生活や仕事に大きな影響を与えることもあるのです。

ほてりを放置しても命に関わる深刻な事態になることは少ないですが、生活の質を著しく低下させる可能性があります。睡眠の質が低下し、慢性的な疲労感や集中力低下を引き起こすことがあります。

社会生活や仕事のパフォーマンスに支障をきたし、自信喪失や社会的孤立につながることも少なくありません。精神的ストレスが増加し、不安障害やうつ症状を引き起こすリスクが高まります。

自律神経の乱れが長期化すると、他の身体症状（頭痛、めまい、消化器症状など）を併発する可能性も出てきます。症状への不安から活動範囲が狭まり、生活の質が著しく低下することもあるのです。

ほてりの原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、ほてりの人も、多く来院されています。

ほてりの原因として次のものが挙げられます。

ほてりはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

更年期に入ると女性ホルモン（エストロゲン）が減少し、血管の収縮や拡張をコントロールする自律神経のバランスが乱れることでほてりが起こります。ストレスや不規則な生活習慣、睡眠不足などが引き金となり、自律神経のバランスが崩れることも原因となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ほてりは１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ほてりへの対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

乳がんや子宮内膜がん、血栓症などのリスクが若干上昇する可能性があり、すべての女性に適用できるわけではありません。定期的な検診が必要で、長期使用に関する懸念もあります。

自律神経調整薬

眠気やめまいなどの副作用が出ることがあり、日常生活に支障をきたす可能性があります。根本的な原因治療ではなく、対症療法に留まります。

抗うつ薬・抗不安薬

口渇、便秘、眠気などの副作用が現れることがあり、服用開始時や中止時に注意が必要です。依存性の懸念もあるため、医師の厳密な管理のもとで使用する必要があります。

ほてりを改善するために

まずはあなたのほてりの原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、ほてりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

更年期によるホルモンバランスの乱れが原因の場合は、自律神経を整えるアプローチが効果的です。ストレスや生活習慣の乱れが原因の場合は、それらを改善するための具体的なアドバイスと施術を組み合わせます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、ほてりの症状に対して、心身両面からアプローチする独自の治療法を提供しています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ほてりのQ＆A

ほてりは自然に治りますか？

更年期によるほてりは、閉経前後にピークを迎え、閉経後1年程度でおさまってくることが多いです。しかし、中には閉経後10年以上続く場合もあります。自律神経の乱れによるほてりは、原因となるストレスや生活習慣の改善、自律神経調整整体により、軽減が期待できます。

ほてりの人がやってはいけないことは？

辛い食べ物、アルコール、カフェインの過剰摂取は避けた方が良いでしょう。また、過度なストレスや睡眠不足、高温環境での長時間の滞在もほてりを悪化させる可能性があります。

ほてりと更年期障害の関係は？

ほてりは更年期障害の代表的な症状の一つです。女性ホルモンの減少により自律神経のバランスが乱れることで発生します。ただし、すべてのほてりが更年期障害によるものではなく、他の原因も考慮する必要があります。

ほてりが起きたときの対処法は？

深い腹式呼吸を行いリラックスする、ウェットティッシュなどで首筋を冷やす、通気性の良い衣類を着用する、涼しい環境に移動するなどの対処が効果的です。日頃からストレス管理や規則正しい生活習慣を心がけることも重要です。

男性もほてりを経験することがありますか？

はい、男性も加齢に伴う男性ホルモンの減少や自律神経の乱れによりほてりを経験することがあります。特に50代以降の男性に見られることがあり、「男性更年期障害」の一症状として現れることもあります。

ほてりと甲状腺機能亢進症の見分け方は？

甲状腺機能亢進症では、ほてりに加えて体重減少、頻脈、手の震え、目の突出などの特徴的な症状が現れることが多いです。血液検査で甲状腺ホルモン値を測定することで確定診断ができます。

ほてりで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体とほてりは、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

ほてりの症状が改善すると、日常生活の質が大きく向上します。突然のほてりに悩まされることなく、安心して仕事や社交の場に参加できるようになります。夜間の睡眠も安定し、疲労感が減少することで、活動的な毎日を取り戻せるでしょう。

ほてりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。