じんましん

じんましんとは

じんましんは、皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり、強いかゆみを伴う皮膚の病気です。医学的には「膨疹（ぼうしん）」と呼ばれるこの症状は、数時間以内に形が変わったり、別の場所に移動したりしながら、やがて跡形もなく消えることが特徴です。

皮膚の血管周辺にある肥満細胞（マスト細胞）が様々な刺激によって活性化され、ヒスタミンなどの物質を放出することで発症します。この反応が皮膚の血管を拡張させ、周囲の組織に炎症を引き起こすのです。

アレルギー疾患患者数は増加傾向にあり、花粉症などのアレルギー疾患は平成10年の19.6％から平成20年には29.8％に増加しています。じんましんもこのアレルギー疾患の一種として多くの方が悩まされています。

じんましんを放置することで、様々な問題が生じる可能性があります。まず最も懸念されるのは症状の長期化です。適切な対処をせずにいると、1ヶ月以上症状が続く慢性じんましんへと進行することがあります。

強いかゆみは睡眠の質を著しく低下させ、不眠や日中の集中力低下を引き起こします。これにより仕事や学業のパフォーマンスが落ち、日常生活にも悪影響が出たりします。

じんましんの原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中でも、じんましんでお悩みの人も、来院されています。

じんましんの原因として次のものが挙げられます。

じんましんは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

薬剤によるじんましんも少なくありません。非ステロイド性消炎鎮痛薬（アスピリンなど）、抗生物質、咳止めなどの薬が原因となることがあります。服用後に症状が現れる場合は、薬剤性じんましんを疑う必要があるでしょう。

現代社会で最も多い原因の一つがストレスと疲労です。心身のストレスや疲労が誘因となり、症状を引き起こしたり悪化させたりします。自律神経の乱れがじんましんの発症に関与していることが分かっています。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。じんましんは１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

じんましんへの対応として、次のようなものが一般的です。

抗ヒスタミン薬の内服

眠気、口の渇き、頭痛などの副作用が生じることがあります。また、長期服用が必要な場合が多く、薬への依存状態になりやすいです。根本的な原因に対処していないため、薬を減らすと症状が再発することも多いです。

ステロイド薬の短期使用

長期使用すると副作用のリスクが高まるため、根本的な解決にはなりません。また、使用を中止すると症状が再発することがあります。ステロイド薬の減量や中止のタイミングが難しい場合もあります。

原因の特定と回避

原因が複数あったり、特定できなかったりする場合が多く、完全な回避が難しいことが多いのが現状です。また、検査自体が負担になることもあります。特に特発性じんましんの場合は、原因特定が困難です。

じんましんを改善するために

まずはあなたのじんましんの原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、じんましんの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

じんましんを根本から改善するためには、単に症状を抑えるだけでなく、原因に対処することが重要です。当院では、自律神経の乱れに着目したアプローチを行っています。

まず大切なのは、ストレスや疲労の管理です。現代社会では完全にストレスを避けることは難しいですが、適切な休息とリラクゼーションを取り入れることで、自律神経のバランスを整えることができます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、じんましんの症状改善に向けて、心身両面からのアプローチを行っています。まず初回には、詳細な問診と検査を行い、あなたのじんましんの特徴や生活習慣、ストレス状況などを総合的に評価します。

抗ヒスタミン薬やステロイド剤を服用されている方や薬に頼りたくない方、内科や、他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

じんましんのQ＆A

じんましんは自然に治りますか？

急性じんましんの場合は、原因が一時的なものであれば数日～数週間で自然に治ることがあります。しかし、慢性じんましんは1ヶ月以上続き、適切な対処をしないと長期化することがあります。根本原因の特定と対処が重要です。自律神経の乱れが関係していることも多いため、生活習慣の見直しも効果的です。

じんましんの人がやってはいけないことは？

原因となる食品や物質の摂取・接触を避けることが基本です。また、熱いお風呂や過度な運動など体を温め過ぎることで症状が悪化することがあるため注意が必要です。ストレスも悪化の原因となるため、過度なストレスは避けましょう。また、アルコールや辛い食べ物も血管を拡張させるため、症状を悪化させることがあります。

じんましんと湿疹の違いは何ですか？

じんましんは数時間で消える一時的な膨疹が特徴で、表面はなめらかです。一方、湿疹は同じ場所に数日以上持続し、表面がガサガサしていることが多いです。見た目や持続時間で区別できますが、両方が同時に起こることもあります。

食べ物とじんましんの関係はどうなっていますか？

食物アレルギーによるじんましんは、特定の食品を摂取するたびに症状が出ます。一方、非アレルギー性のものは、同じ食品でも鮮度や体調によって症状が出たり出なかったりします。青魚や加工食品に多く含まれるヒスタミンも原因となります。

子どものじんましんと大人のじんましんに違いはありますか？

子どもの場合は感染症がきっかけとなる急性じんましんが多く、大人は慢性じんましんの割合が高い傾向があります。また、子どもはコリン性じんましん（汗をかいたときに出る小さな膨疹）が見られることが多いです。

季節によってじんましんの発症に違いはありますか？

寒冷じんましんは冬に、日光じんましんは夏に悪化しやすいなど、タイプによって季節性があります。また、花粉症と関連したじんましんは花粉の飛散時期に悪化することがあります。

じんましんで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体とじんましんは、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

じんましんの改善は、単に症状が消えるだけでなく、生活の質全体を向上させます。当院の施術を受けた多くの方が、じんましんの症状改善とともに、精神的なゆとりも取り戻されています。

じんましんは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。