花粉症

花粉症とは

花粉症とは、空気中に漂う植物の花粉が鼻や目の粘膜に付着することで、免疫システムが過剰に反応して起こるアレルギー疾患です。本来は無害な花粉を異物として認識し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血などの症状が現れます。

日本では主にスギやヒノキの花粉が原因となることが多く、春の時期に症状が強く出る傾向があります。

厚生労働省関連の大規模疫学調査によると、日本全国の花粉症有病率は15.6％となっており、約2,500万人以上が花粉症に悩んでいると推定されます。最近では発症年齢の低下も問題となっており、子供の発症率は成人の約2倍に上昇している状況です。

花粉症を適切に対処せずに放置すると、症状が年々悪化する可能性があります。鼻の粘膜の炎症が副鼻腔にまで広がると、額や頬の痛み、頭痛、頭重感が慢性化することがあります。重症化すると花粉症起因の喘息や気管支炎を発症するリスクも報告されています。

また、夜間の鼻づまりにより睡眠の質が低下し、日中の集中力や作業効率の著しい低下を招きます。さらに、アレルギー反応による化学物質の影響で全身の倦怠感が続き、皮膚炎を併発することもあります。毎年繰り返される症状により、外出や趣味を控えるようになり、生活の質が大幅に低下してしまう方も少なくありません。

花粉症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、花粉症やアレルギーでお悩みの人も、一定数来院されています。

花粉症の原因として次のものが挙げられます。

花粉症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

遺伝的にアレルギー体質を持つ方が、大気汚染や都市部の環境変化により花粉への感作が進み、免疫システムが過剰に反応することで発症します。この複数の原因が引き金となり、鼻や目の粘膜の炎症、自律神経の乱れ、全身の免疫バランスの崩れなどが発生し、花粉症が発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。花粉症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

花粉症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗ヒスタミン薬は眠気や集中力低下の副作用があり、日常生活に影響が出る場合があります。また、対症療法のため根本的な解決にはならず、継続的な服用が必要です。薬の効果が切れると症状がまた再発しやすいです。

アレルゲン免疫療法

治療期間が2年以上と長期間にわたり、即効性がありません。定期的な通院が必要で、注射による痛みや稀にアナフィラキシーショックのリスクがあります。効果があってもかなり時間がかかるため途中断念する人が多いのが現状です。

局所療法

ステロイド点眼薬は眼圧上昇のリスクがあり、血管収縮薬の点鼻薬は使いすぎると逆に鼻づまりが悪化することがあります。また、一時的に症状を抑えるだけで、根本的な解決にならないことが多いです。

花粉症を改善するために

まずはあなたの花粉症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、花粉症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院では花粉症の根本的な改善を目指し、心身両面からアプローチしていきます。花粉症は単なるアレルギー反応だけでなく、自律神経の乱れや免疫バランスの崩れが深く関わっています。まず4種類の独自検査により、現在の自律神経の状態やストレスレベル、身体の歪みを客観的に分析します。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。小さな変化を拾って、その都度、対応を変えていくことで、治療効果がより高まります。

施術では自律神経調整により免疫バランスを整え、鼻や目の粘膜の炎症を和らげていきます。同時に心理的なストレスにもアプローチし、花粉症による不安や焦りを軽減していきます。薬に頼らない体質改善を目指し、春の季節を心から楽しめる身体づくりをサポートします。

花粉症のQ＆A

花粉症は自然に治りますか？

花粉症は基本的に自然治癒しにくい疾患です。適切な治療や体質改善により症状の軽減は可能ですが、完全に自然治癒することは稀で、継続的な対策が必要になります。

花粉症の人がやってはいけないことは？

花粉の多い日の長時間外出、窓の開放、花粉の付着しやすい衣類の着用、外出後の手洗い・うがいを怠ること、ストレスや睡眠不足の蓄積は避けるべきです。

花粉症とアレルギー性鼻炎の違いは何ですか？

花粉症は季節性アレルギー性鼻炎の一種で、特定の時期に花粉が原因で起こります。通年性アレルギー性鼻炎はダニやハウスダストが原因で一年中症状が続きます。

花粉症の症状はいつまで続きますか？

原因となる花粉の飛散時期により異なります。スギ花粉は2-4月、ヒノキは3-5月頃まで続きます。適切な対策により症状期間の短縮は可能です。

大人になってから花粉症になることはありますか？

はい、大人になってから突然発症することは珍しくありません。環境の変化やストレス、免疫力の低下などが引き金となって発症する場合があります。

花粉症の薬は一生飲み続ける必要がありますか？

必ずしも一生服用する必要はありません。体質改善や根本的な治療により薬の使用量を減らしたり、中止できる場合もあります。個人差があります。

花粉症で頭痛や倦怠感も起こりますか？

はい、鼻の炎症が副鼻腔に広がることで頭痛が生じ、アレルギー反応による化学物質の影響で全身の倦怠感や頭重感が現れることがあります。

花粉症の症状を根本的に改善する方法はありますか？

アレルゲン免疫療法や体質改善により根本的な改善は可能です。ただし時間がかかるため、症状緩和と並行して取り組むことが重要です。

花粉症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と花粉症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

花粉症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。