視線恐怖症

視線恐怖症とは

視線恐怖症とは、他人の視線や自分の視線に対して過度な不安や恐怖を感じる症状です。単なる人見知りとは異なり、日常生活に支障をきたすほどの強い恐怖感を伴います。他人に見られることへの恐怖、相手と目を合わせることができない状態、自分の視線が相手に迷惑をかけているという思い込みなど、様々な形で現れる社交不安障害の一種として位置づけられています。

厚生労働省の患者調査によると、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人に達しており、その中でも神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害は15年前と比べて約1.7倍と顕著な増加を示しています。

視線恐怖症は社交不安障害に分類され、日本では古くから対人恐怖として研究が進められてきた症状です。社交不安障害全体では人口の約2-3％が該当すると推定されており、視線恐怖症もその重要な一部を占めています。

視線恐怖症を放置すると、まず人との関わりを避けるようになり、職場での会議参加や同僚とのコミュニケーションが困難になります。症状が進行すると外出自体が困難になり、買い物や公共交通機関の利用も避けるようになります。社会的な孤立が深まることで、うつ病や他の精神疾患を併発するリスクが高まります。

仕事においてもプレゼンテーションや顧客対応ができなくなり、キャリアアップの機会を逃すことになりかねません。最悪の場合、完全に引きこもり状態となり、就労継続が不可能になったり、人間関係が破綻して家族との関係も悪化する可能性があります。

視線恐怖症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、視線恐怖症でお悩みの人も、一定数来院されています。

視線恐怖症の原因として次のものが挙げられます。

視線恐怖症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

相手の表情を正しく読み取れず、何も思っていない相手の視線を「自分を嫌っている」と誤って解釈してしまう脳機能の問題も関係しています。慢性的なストレス環境により、本来受け流すべき外部からの刺激をキャンセルできない状態になることもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。視線恐怖症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

視線恐怖症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛みを一時的に抑えるだけで、根本的な解決にならないことが多く、長期で使用すると、副作用のリスクもあります。また、薬の効果が切れると症状がまた再発しやすいです。

根本的な解決ではなく対症療法であり、副作用や依存性のリスクがあります。薬を中止すると症状が再発する可能性が高く、長期服用による身体への影響も懸念されます。

認知行動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自己練習が必要です。治療者との相性や本人の動機によって効果に差が出やすく、この療法のみより、他の療法、例えば、自律神経調整整体や、カウンセリング、心理セラピーとの併用が望ましいです。

視線恐怖症を改善するために

まずはあなたの視線恐怖症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、視線恐怖症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

心身両面からのアプローチにより、自律神経の乱れを整え、過度な緊張状態を緩和していきます。また、心理的な要因についても丁寧にカウンセリングを行い、不安や恐怖の根本にある思考パターンを見直していきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、神経やストレスに同時にアプローチする新発想の治療法により、痛みもなく体に優しい施術を行います。心身同時に調整することで、根本的な改善を目指します。

抗不安薬や抗うつ薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、心療内科や他のカウンセリング院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

視線恐怖症のQ＆A

視線恐怖症は自然に治りますか？

軽度の場合は環境の変化や時間の経過で改善することもありますが、多くの場合は適切な治療やアプローチが必要です。放置すると悪化する傾向があるため、早期の対処をお勧めします。

視線恐怖症の人がやってはいけないことは？

無理に人と目を合わせようとしたり、症状を我慢し続けることは避けましょう。また、アルコールで不安を紛らわせたり、完全に人との接触を断つことも症状を悪化させる可能性があります。

視線恐怖症と対人恐怖症の違いは何ですか？

視線恐怖症は対人恐怖症の一種で、特に「視線」に焦点を当てた症状です。対人恐怖症はより広範囲な人との関わり全般への恐怖を指し、視線恐怖症はその中の特定の症状と考えられます。

家族はどのようにサポートすればよいですか？

症状を理解し、無理に改善を急かさないことが大切です。安心できる環境を提供し、治療に協力的な姿勢を示すことで、本人の回復を支援できます。専門家のアドバイスを求めることも重要です。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

心理療法やカウンセリング、リラクゼーション技法、生活習慣の改善などの方法があります。ただし、症状の程度によっては薬物療法と併用することで、より効果的な改善が期待できる場合もあります。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

個人差が大きく、症状の程度や治療方法によって異なります。軽度の場合は数ヶ月、重度の場合は数年かかることもあります。継続的な治療と本人の取り組み次第で改善のスピードは変わります。

視線恐怖症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と視線恐怖症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

視線恐怖症が改善されると、これまで制限されていた多くのことが可能になります。仕事においても積極的に取り組めるようになり、プライベートでも充実した時間を過ごせるでしょう。

何より、人との関わりに対する不安がなくなることで、本来のあなたらしさを取り戻すことができます。毎日を前向きに過ごせるようになり、新しい挑戦にも積極的になれるはずです。

視線恐怖症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。