耳管狭窄症

耳管狭窄症とは

耳管狭窄症は、耳と鼻の奥をつなぐ「耳管」が狭くなることで起こる症状です。通常、耳管は閉じた状態にありますが、あくびや嚥下などの際に開いて中耳の気圧を調整します。

この調整機能が失われると、耳閉感（耳がつまった感じ）や自分の声が響く「自声強聴」などの不快な症状が現れます。まるでエレベーターに乗った時のような耳の圧迫感が続くのが特徴です。

耳管狭窄症は30～40代と70～80代に多く見られ、特に風邪やアレルギー性鼻炎の流行時期には患者数が増加する傾向があります。日常生活に支障をきたすほどの不快感を引き起こすこともあり、早めの対処が必要な症状です。

耳管狭窄症を放置すると、症状が慢性化して日常生活の質が著しく低下します。特に仕事中の集中力低下や、オンラインミーティングでのコミュニケーション不安など、社会生活にも影響が出てきます。

さらに深刻なケースでは、中耳の陰圧が続くことで鼓膜の内側に液体が溜まる「滲出性中耳炎」に進行することもあります。これにより聴力低下が進み、コミュニケーション障害につながる恐れがあります。

耳管狭窄症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、耳管狭窄症でお悩みの人も、一定数来院されています。

耳管狭窄症の原因として次のものが挙げられます。

耳管狭窄症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

風邪やアレルギー性鼻炎による炎症が最も一般的な原因ですが、現代社会ではストレスや疲労による自律神経の乱れも大きな要因となっています。また、ダイエットによる急激な体重減少で耳管周囲の脂肪組織が減少することも原因の一つです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。耳管狭窄症は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

耳管狭窄症への対応として、次のようなものが一般的です。

耳管通気療法

定期的に通院する必要があり、処置時に不快感や痛みを伴うことがあります。効果の持続時間が短く、繰り返し行う必要があるため、時間的・経済的な負担が大きくなります。

薬物療法

効果が一時的で、根本的な解決にならないことが多いです。長期使用による副作用のリスクもあります。特に自律神経の乱れが原因の場合は効果が限定的で、症状が再発しやすい傾向があります。

鼓膜チューブ留置術や耳管バルーン拡張術

外科的処置のため感染リスクがあります。チューブが詰まったり脱落したりする可能性もあり、耳管の根本的な問題は解決していないため、チューブ抜去後に症状が再発することもあります。

耳管狭窄症を改善するために

まずはあなたの耳管狭窄症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、耳管狭窄症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

まず初めに、詳細なカウンセリングと検査を行い、あなたの症状の背景にある要因を探ります。自律神経の乱れが関与している場合は、心身両面からのアプローチが効果的です。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、4種類の心身両方の検査を通じて、あなたの不調の原因を客観的に分析します。ストレス検査や歪み画像検査など、独自の検査システムで現在の状態を詳しく把握し、15年以上のデータと照らし合わせて最適な治療計画を立てます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院や他の治療院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

耳管狭窄症のQ＆A

耳管狭窄症は自然に治りますか？

風邪などが原因の一時的な耳管狭窄症は、原因となる炎症が治まれば自然に改善することがあります。発症から3ヶ月以内であれば改善する可能性が高いとされています。しかし、慢性化した場合や自律神経の乱れが関与している場合は、適切な治療や生活習慣の改善が必要です。

耳管狭窄症の人がやってはいけないことはありますか？

急激なダイエットや過度の運動は避けるべきです。脱水状態になると症状が悪化することがあるため、十分な水分摂取を心がけましょう。また、ストレスの蓄積も症状を悪化させるため、過労や睡眠不足にも注意が必要です。リラックスする時間を意識的に作ることが大切です。

耳管狭窄症と耳管開放症の違いは何ですか？

耳管狭窄症は耳管が狭くなり閉じやすくなる状態、耳管開放症は耳管が常に開いている状態です。両者は症状が似ていますが、耳管開放症では頭を下げると一時的に症状が改善するという特徴があります。正確な診断には専門医による検査が必要です。

耳管狭窄症と自律神経の関係は？

ストレスによる自律神経の乱れは耳管周囲の血流を悪化させ、症状を引き起こしたり悪化させたりします。現代社会では多くの方がこの原因で発症しています。自律神経を整えることで症状の改善が期待できるため、当院では心身両面からのアプローチを重視しています。

耳管狭窄症は完治しますか？

原因となる疾患や状態が改善されれば完治する可能性は十分にあります。特に風邪などによる一時的な症状であれば、完全に回復することが多いです。しかし、長期化した場合は症状の軽減に向けて取り組む場合もあります。当院では根本原因にアプローチすることで、長期的な改善を目指します。

耳管狭窄症に効果的な食事や栄養素はありますか？

特に朝食でたんぱく質（卵、納豆、豆腐など）を積極的に摂取することが推奨されています。また、体温を上昇させ自律神経のバランスを整える食事が効果的です。水分も十分に摂取しましょう。当院ではあなたの状態に合わせた食事アドバイスも行っています。

耳管狭窄症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と耳管狭窄症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

「耳の不快感から解放されて、仕事に集中したい」「オンラインミーティングで自信を持って話したい」など、あなたの目標に合わせた治療プランを一緒に考えていきましょう。まずは一度、当院にご相談ください。あなたの笑顔を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

耳管狭窄症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。