依存症

依存症とは

依存症とは、アルコールや薬物、ギャンブル、ゲームなどを「やめたくてもやめられない」「わかっているけれどやめられない」状態のことです。本人の意志や気持ちの問題ではなく、脳内に報酬を求める回路ができあがってしまい、コントロールを失ってしまう脳の病気として理解されています。

依存症には強迫的（やらずにはいられない）、反復的（やめられず繰り返す）、衝動的（思いついたらすぐ行動してしまう）、貪欲的（こだわりが強い）という4つの特色があります。

厚生労働省の調査によると、例えば、日本におけるスマホ依存に該当する人は、成人でおよそ421万人、13～18歳でおよそ52万人と推計されており、思春期青年期年代で特に依存傾向が高いということが分かっています。しかし、潜在的な患者数と実際の受診者数には大きな乖離があり、多くの方が適切な支援につながっていない現状があります。

初期は「少し使いすぎただけ」と感じても、放置すると依存度が強くなり慢性化します。日常の動作が苦痛に変わり、スマホやゲームがないだけでもつらくなります。重症化すると深刻な引きこもりや不登校につながるケースもあります。

また、夜中に目が覚めてしまうなど、睡眠の質が低下したり、それにより依存度が増すという悪循環になることもあります。そして、それが日常のストレスとなり、イライラしやすくなる人も多いです。脳の発達途上にある思春期・青年期では、さらに影響が大きく、膨大な時間が失われ、豊かな体験や学習する機会を失ってしまいます。

依存症の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、ゲーム依存・スマホ依存などの依存症でお悩みの人も、多く来院されています。

依存症の原因として次のものが挙げられます。

依存症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

最近特に多くなっている、スマホ依存は、スマホ自体が身近なものとなっておりゲームやSNSなど便利な機能がつき簡単に楽しみが得られ、興味や関心が刺激され続けた状態となり、さらなる楽しみを求めて長い時間使用したくなり、やがて自分の力ではやめられなくなってしまう依存状態に至ります。

また、ゲームをすることに対する制御の障害や、他の生活上の利益よりもゲームを優先してしまう状態が生じます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ゲーム依存・スマホ依存は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

依存症への対応として、次のようなものが一般的です。

集団精神療法

当院でも、同じ悩みを持つ方同士の支え合いの重要性は理解しています。ただ、グループでの話し合いだけでは限界があります。全体を見て、どの部分に負担がかかりやすくなっているのかを見ます。

依存症において、集団療法では他の参加者との相性や、グループ内での人間関係のストレスが生じることが多いというのが現状で、根本的な改善への対応としては不十分と言えます。

薬物療法

症状を一時的に抑えるだけで、根本的な解決にならないことが多く、長期で使用すると、副作用のリスクもあります。また、薬の効果が切れると依存欲求がまた再発しやすいです。

また、薬物への新たな依存のリスクがあり、副作用や離脱症状が生じる可能性があります。根本的な解決にはならず対症療法的な側面が強いです。

認知行動療法

まず、認知行動療法で治る依存症の方もいらっしゃいますが、全員に効果的というわけではありません。ということは、効果が限定的だということが言えます。

実際、認知行動療法などではなかなか治らない依存症も多く、効果があってもかなり時間がかかるため途中断念する人が多いのが現状です。長期間の継続的な治療が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。

ゲーム依存・スマホ依存を改善するために

まずはあなたの依存症の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになりますし、改善も見込めないからです。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、ゲーム依存・スマホ依存の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、依存症の根本的な改善を目指すため、心身両面からのアプローチを行います。依存症は脳の病気であり、単に意志の力だけでは解決できない複雑な問題です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院やカウンセリングで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ゲーム依存・スマホ依存のQ＆A

依存症は自然に治りますか？

依存症は脳の病気であり、自然治癒は期待できません。適切な治療と継続的な支援が必要です。しかし早期に治療を開始すれば回復は十分可能で、問題のない社会生活を営むことができるようになります。

依存症の人がやってはいけないことは？

一人で抱え込むこと、自己判断での断薬、依存対象に近づく環境に身を置くこと、ストレスを溜め込むことは避けるべきです。専門機関への相談と継続的な支援を受けることが重要です。

依存症は完治するのでしょうか？

完全な完治は困難ですが、適切な治療により回復し、問題のない社会生活を営むことは可能です。継続的な管理が重要になりますが、健康的な生活を取り戻すことは十分可能です。

家族はどのように接すればよいのでしょうか？

責めたり対立したりせず、理解と支援の姿勢を示すことが大切です。家族自身も専門機関に相談し、適切な対応方法を学ぶことが重要です。一緒に回復に向けて歩んでいく姿勢が大切です。

依存症の治療にはどのくらいの期間がかかりますか？

個人差がありますが、数ヶ月から数年の長期間にわたる治療が必要です。回復は段階的に進み、継続的な支援が重要になります。焦らずに着実に改善していくことが大切です。

依存症の人でも仕事を続けることはできますか？

適切な治療を受けながら仕事を続けることは可能です。職場の理解と協力を得ることで、治療と仕事の両立ができます。

依存症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の治療法と依存症は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

依存症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。