
院長:こいしお気軽にご相談ください!
毎日頑張っているのに、なんだか体がすっきりしないって感じていませんか。デスクワークで気がつけば肩がガチガチ、夜なかなか眠れなくて朝もだるいまま一日がスタートする。そんな日々を送っているあなたに、ぜひ知ってほしいことがあるんです。
実は、その体の不調の背景には自律神経失調症が隠れているかもしれません。病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうことも多く、どうすればいいのか分からず悩んでいる方が本当にたくさんいらっしゃいます。今日は、自宅で簡単にできて、自律神経を整える効果が期待できるストレッチについて、お話しさせていただきますね。




私自身も自律神経の乱れで悩んだ経験があるので、その辛さは本当によく分かります
自律神経失調症というのは、私たちの意識とは関係なく体の機能を調整している自律神経のバランスが崩れることで起こります。具体的には、心臓の鼓動や呼吸、消化、体温調節など、生きていくために必要な機能を自動的にコントロールしている神経なんですね。この神経が乱れると、本当にさまざまな症状が現れてきます。
めまいや頭痛、肩こり、動悸や息苦しさ、手足の冷えやしびれなど、体の症状だけでなく、イライラや不安感、気分の落ち込みといった心の症状も出てくることがあります。特に現代社会では、仕事のストレスや不規則な生活リズム、スマートフォンやパソコンの長時間使用など、自律神経を乱す要因がたくさんあるんです。
20代から40代の働き盛りの世代、特に仕事と家事の両立で忙しい女性に多く見られる傾向があります。でも、自律神経の乱れは誰にでも起こりうることですし、放っておくと症状がどんどん悪化してしまう可能性もあるので、早めの対策が大切になってきます。
自律神経には、活動的なときに働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経の2つがあります。現代人は、ストレスや緊張が続くことで交感神経が優位な状態が長く続きがちです。この状態が続くと、体は常に緊張していて、休むことができなくなってしまうんですね。
ここでストレッチが力を発揮します。ゆっくりとした動きで筋肉を伸ばすと、体の緊張がほぐれて副交感神経が活性化されます。すると、心拍数が落ち着いて呼吸が深くなり、体全体がリラックスモードに切り替わっていくんです。特に首や肩、胸周りなど、ストレスで凝り固まりやすい部分をほぐすことで、血流が改善されて自律神経のバランスも整いやすくなります。
デスクワークで同じ姿勢を続けていると、筋肉が硬くなって血行が悪くなります。それが自律神経の乱れにもつながってしまうので、定期的にストレッチを取り入れることがとても効果的なんです。薬に頼らず、自分でできる対策として、まずはストレッチから始めてみるのがおすすめですよ。
ストレッチと聞くと、体をしっかり動かすヨガや、筋肉を強く伸ばす方法を思い浮かべる方もいるかもしれません。でも、自律神経を整えるという目的においては、筋トレ並みのハードなヨガや激しいストレッチは逆効果になる場合があるんです。
激しい運動は交感神経を刺激してしまうため、かえって体が緊張状態になってしまいます。自律神経が乱れているときは、体も心も疲れ切っている状態です。そんなときに頑張りすぎると、さらに体に負担をかけてしまい、症状が悪化することもあるんですね。自律神経を整えるためには、心も落ち着くような優しいストレッチを選ぶことが何より大切です。
ゆったりとした動きで、呼吸を深めながら行うストレッチは、副交感神経を優位にして体をリラックスモードに導いてくれます。頑張りすぎず、気持ちいいと感じる範囲で行うことが、自律神経のバランスを取り戻すための近道になりますよ。
自律神経を整えるために効果的なストレッチをいくつかご紹介しますね。どれも特別な道具は必要なく、自宅やオフィスで気軽にできるものばかりです。大切なのは、呼吸を止めずにゆっくりと行うことです。
首の筋肉が緊張すると、頭への血流が悪くなって頭痛やめまいの原因になります。椅子に座った状態で、ゆっくりと首を右に傾けて10秒キープ、次に左に傾けて10秒キープします。このとき、肩が上がらないように注意してくださいね。次に、首を前にゆっくり倒して、首の後ろが伸びるのを感じながら10秒キープします。
首を回すときは、無理に大きく動かさず、痛みを感じない範囲で行うことが大切です。朝起きたときや、デスクワークの合間に取り入れると、頭がすっきりして集中力もアップしますよ。呼吸を止めずに、ゆっくりと息を吐きながら行うことで、より高いリラックス効果が得られます。
パソコンやスマートフォンを使っていると、どうしても猫背になって胸が縮こまってしまいます。これが浅い呼吸の原因になり、自律神経の乱れにもつながるんです。両手を後ろで組んで、胸を張りながら肩甲骨を寄せるように意識します。そのまま深呼吸を3回繰り返してください。
胸が開くと呼吸が自然と深くなって、副交感神経が働きやすくなります。このストレッチは特にリラックス効果が高いので、夜寝る前に行うのもおすすめです。心が落ち着いて、その日のストレスもリセットされていく感覚を味わえますよ。
ストレスがかかると、お腹が張ったり便秘になったりすることがあります。これは自律神経が乱れて内臓の働きが低下しているサインです。仰向けに寝て、両膝を立てます。そのまま膝を左右にゆっくり倒して、お腹周りやわき腹が伸びるのを感じてください。左右それぞれ15秒ずつキープしましょう。
お腹周りをほぐすことで、消化器系の働きが良くなって食欲不振や胃の不快感も改善されやすくなります。朝起きたときに布団の上でできるので、習慣にしやすいですよ。力を入れすぎず、優しく体を動かすことを意識してください。
座りっぱなしの生活が続くと、股関節周りの筋肉が硬くなって下半身の血流が悪くなります。床に座って足の裏を合わせ、両手で足を持ちながら上体をゆっくり前に倒します。無理に倒そうとせず、気持ちいいと感じるところで20秒キープしてください。
股関節をほぐすと、下半身の血流が良くなって冷えやむくみの改善にもつながります。副交感神経も優位になりやすいので、リラックス効果も期待できますよ。このストレッチも、呼吸を深めながらゆったりとした気持ちで行うことがポイントです。
ストレッチは、ただ体を伸ばせばいいというものではありません。自律神経を整えるためには、いくつか意識したいポイントがあります。
ストレッチをするときは、鼻から息を吸って口からゆっくり吐くことを意識してください。呼吸を止めてしまうと、体が緊張してリラックス効果が半減してしまいます。特に息を吐くときに筋肉が緩みやすくなるので、吐く息を長めにすることがポイントです。深い呼吸は副交感神経を活性化させるので、ストレッチの効果がさらに高まります。
体が硬いからといって、無理に伸ばそうとするのは逆効果です。痛みを感じると体が緊張して、かえって筋肉が硬くなってしまいます。気持ちいいと感じる程度の伸びで十分ですので、自分のペースで続けることが大切です。毎日少しずつ続けることで、だんだんと体が柔らかくなっていきますよ。激しく動かすのではなく、優しく体に寄り添うイメージで行ってください。
一度にたくさんやろうとするより、短い時間でもいいので毎日続けることが効果的です。朝起きたとき、仕事の休憩時間、夜寝る前など、生活の中のすきま時間を見つけて習慣にしてみてください。特に寝る前のストレッチは、睡眠の質を高めて翌朝の目覚めも良くなります。心を落ち着かせる時間として、自分へのご褒美のように楽しんでくださいね。
ストレッチは自律神経を整えるためにとても有効な方法ですが、症状がひどい場合や長く続いている場合は、それだけでは改善しないこともあります。自律神経失調症は、人によって原因がさまざまで、ストレスや生活習慣、体の歪みなど複数の要因が絡み合っていることが多いからです。
当院では、心と体の両面から原因を探る独自の検査を行い、一人ひとりに合った施術を提供しています。ストレス検査や歪み画像検査など、4種類の検査で現在の状態を客観的に分析し、15年以上の実績データと照らし合わせながら、あなたに最適なアプローチ方法を見つけ出していきます。
薬を飲んでいるけれど改善しない方、病院で検査をしても原因が分からなかった方、整骨院やマッサージに通っても効果を感じられなかった方も、諦めずに一度ご相談ください。自律神経専門院といえるほどの豊富な実績がありますので、きっとあなたの力になれるはずです。
自律神経失調症による不調は、放っておくとどんどん悪化してしまうこともあります。でも、早めに対策を始めれば、改善までの期間も短くなりますし、症状が軽いうちなら自分でできるケアだけでも十分に効果が期待できます。
今日ご紹介したストレッチは、どれも簡単で場所を選ばずにできるものばかりです。まずは気軽に始めてみて、体の変化を感じてみてください。朝すっきり目覚められるようになったり、仕事中の集中力が上がったり、夜ぐっすり眠れるようになったり、きっと少しずつ変化が現れてくると思います。大切なのは、頑張りすぎないこと。心も体も優しくいたわりながら、自分のペースで続けていってくださいね。
もし、自分でやってみてもなかなか改善しない、どうしたらいいか分からないという場合は、一人で悩まずにいつでも相談してくださいね。私も過去に自律神経の乱れで苦しんだ経験がありますので、あなたの辛さは本当によく分かります。一緒に、症状から卒業して元気な毎日を取り戻していきましょう。あなたからのご連絡を、心からお待ちしています。

