
院長:こいしお気軽にご相談ください!
こんにちは。整体院きなりの磊です。朝起きた時から体が重くて、午前中はずっと調子が悪いのに、午後になると不思議と元気になる。そんな経験はありませんか?実はこれ、自律神経失調症の典型的なパターンなんです。
当院にも「午前中だけ辛い」という相談で来られる方がとても多くいらっしゃいます。周りからは「怠けている」と誤解されたり、自分でも「なぜ午前中だけなんだろう」と不思議に思っている方がほとんどです。でも、これにはちゃんとした理由があるんです。




午後は元気なのに午前中だけ辛いのは、自律神経の乱れが原因です
今回は、自律神経失調症で午前中だけ辛くなる5つの理由について、詳しくお伝えしていきます。この記事を読めば、あなたの症状の原因が分かり、改善への第一歩を踏み出せるはずです。
まず一番大きな理由が、交感神経の切り替えタイミングのズレです。私たちの体には交感神経と副交感神経という二つの神経があって、このバランスで体調が保たれています。健康な状態なら、朝目覚めると同時に副交感神経から交感神経へスムーズに切り替わります。
交感神経が働くと、血圧が上がり、心拍数も適度に増え、脳も体も活動モードに入ります。ところが自律神経が乱れていると、この切り替えがうまくいきません。朝になっても副交感神経が優位なままで、体が「まだ休息モード」のままなんです。
その結果、体が重だるく、頭もぼーっとして、何をするにも気力が湧いてきません。心臓の働きも弱いままなので、全身に酸素や栄養を十分に送ることができず、疲労感や倦怠感が強く出てしまいます。午後になってようやく交感神経が働き始めるため、そこから元気になっていくというわけです。
つまり本来なら朝8時に交感神経が活発になるべきところが、正午や午後2時にならないと活発にならない。この時間のズレが、午前中だけ辛いという症状を引き起こしているのです。
二つ目の理由は、血圧の調整がうまくできないことです。通常、朝起きると血圧は自然に上昇して、脳や体全体に十分な血液を送ることができます。しかし自律神経が乱れていると、この血圧上昇が起こらず、低血圧状態が続いてしまうんです。
脳への血流が不足すると、頭がぼーっとする、めまいがする、思考力が低下するといった症状が現れます。立ち上がった時にクラッとするのも、血圧が急に下がってしまうためです。これが起立性調節障害とも呼ばれる状態で、特に思春期のお子さんや、ストレスを抱えた社会人に多く見られます。
血圧が低いままだと、脳に必要な酸素やブドウ糖が十分に届きません。そのため集中力が続かない、判断力が鈍る、記憶力が低下するといった問題が起こります。午前中の会議や授業で頭が働かないのは、まさにこの血流不足が原因なんです。
午後になると、体が動き出すことで自然に血圧も上がってきて、症状が軽くなっていきます。だから夕方や夜には「朝あんなに辛かったのは何だったんだろう」と不思議に思うこともあるでしょう。
三つ目の理由は、ホルモンバランスの乱れです。私たちの体では、コルチゾールというストレスホルモンが朝方に最も多く分泌されます。このホルモンは本来、体を目覚めさせて活動できる状態にするために必要なものです。
ところが慢性的なストレスを抱えていると、このコルチゾールの分泌リズムが乱れてしまいます。朝に十分分泌されなかったり、逆に夜に分泌されてしまったりして、自律神経のバランスを崩す原因になるのです。コルチゾールが朝に不足すると、体を活動モードに切り替えることができず、午前中ずっと低調な状態が続いてしまいます。
また女性の場合は、生理周期によるホルモンバランスの変化も、午前中の症状に影響することがあります。特に生理前や生理中は、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの変動により、自律神経が乱れやすくなります。そのため午前中の症状がより強く出ることも珍しくありません。
更年期の女性も、ホルモンバランスの大きな変化により、午前中の不調を訴える方が多くいらっしゃいます。ホットフラッシュや動悸、めまいなどの更年期症状が、午前中に集中して現れることもあるんです。
四つ目の理由は、睡眠の質が低下していることです。前日の夜、どのように過ごしたかが、翌朝の体調に大きく影響します。夜遅くまでスマホを見ていたり、仕事のことを考えて交感神経が高ぶったまま寝てしまうと、睡眠の質が下がります。
睡眠中は本来、副交感神経が優位になって体をしっかり休めるべき時間です。ところがストレスや不安で交感神経が働いたままだと、浅い睡眠が続いて疲れが取れません。夜中に何度も目が覚めたり、朝方まで眠れなかったりすることもあります。
睡眠の質が悪いと、朝起きた時にはすでに疲労困憊という状態になってしまいます。そして午前中ずっと調子が悪いため、日中の活動量が減り、夜になっても適度な疲労感が得られず、また眠れない。この悪循環が続くと、自律神経の乱れがどんどん悪化していってしまうんです。
特に午前中の症状が気になると、「明日の朝もまた辛いだろう」という予期不安が生まれます。この不安がストレスとなって、さらに睡眠の質を下げてしまう。このような負のスパイラルから抜け出すことが、改善への鍵となります。
五つ目の理由は、午前中に特有のストレス要因があることです。会社員の方なら朝の通勤ラッシュ、始業時間へのプレッシャー、午前中の会議やプレゼンなど。学生さんなら登校時の緊張、1時間目の授業、友人関係の不安など。こうした午前中に集中するストレス要因が、症状を悪化させている可能性があります。
さらに「また今日も朝が辛いだろう」という予期不安も、交感神経を過度に緊張させる原因になります。この予期不安が強いと、前日の夜から緊張状態が続いてしまい、良質な睡眠が取れなくなるという悪循環に陥るのです。
午前中に大事な仕事や試験がある日は、特に症状が強く出ることがあります。「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」という不安が、自律神経をさらに乱してしまうんです。
また、周囲から「怠けている」と思われているのではないかという不安も、大きなストレスになります。本人は本当に辛いのに理解されない、説明してもわかってもらえない。この孤独感が、心理的なプレッシャーとなって、症状を悪化させてしまうケースも多いんです。
では、これら5つの理由によって、どのような症状が午前中に現れやすいのでしょうか。当院に来られる方からよくお聞きする症状をまとめてみました。
こうした症状は、午後になると徐々に軽くなっていくのが特徴です。もしあなたがこれらの症状のうち、いくつかに当てはまるなら、自律神経の乱れを疑ってみる必要があります。
5つの理由が分かったところで、自分でできる対処法もいくつかご紹介します。これらは症状を一時的に和らげるためのものですが、毎日続けることで体質改善にもつながります。
朝起きたら、まずカーテンを開けて朝日を浴びることが大切です。太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、交感神経のスイッチが入りやすくなります。さらにセロトニンという幸せホルモンの分泌も促されて、気分も前向きになります。
ベッドの中で急に起き上がるのではなく、まず手足をゆっくりと動かして、血流を促してから起き上がるようにしましょう。いきなり立ち上がると、血圧が急激に下がってめまいが起こりやすくなります。布団の中で軽く伸びをしたり、足首を回したりしてから、ゆっくりと起き上がってください。
朝起きてすぐに、コップ一杯の水を飲むことをおすすめします。できれば少し塩分を含んだものがいいでしょう。血圧を上げるのを助けてくれます。スポーツドリンクを薄めたものや、梅干し入りの白湯なども効果的です。
睡眠の質を上げるためには、就寝1時間前からスマホやパソコンの画面を見ないようにすることが大切です。ブルーライトが交感神経を刺激して、眠りを妨げてしまいます。代わりに軽いストレッチや読書など、リラックスできることをして過ごしましょう。
ここまでお伝えした対処法は、あくまで症状を一時的に和らげるためのものです。根本的に改善するためには、なぜ自律神経が乱れているのか、その原因を見つけることが何より大切になります。
当院では、午前中の不調に悩む方に対して、まず詳しくカウンセリングと検査を行います。ストレスの状態を数値化する唾液アミラーゼ検査や、体の歪みを分析する画像検査など、四つの独自検査を用いて、あなたの自律神経が乱れている原因を探っていきます。
午前中に症状が出るといっても、その背景にある原因は人それぞれです。先ほどお伝えした5つの理由のうち、どれが一番大きな原因なのか、それとも複数の原因が絡み合っているのか。それを正確に見極めることが、改善への第一歩なんです。
仕事のストレスが大きい方もいれば、生活リズムの乱れが原因の方もいます。過去のトラウマや人間関係の悩みが影響していることもあります。ホルモンバランスの問題が大きい方もいれば、姿勢の悪さから血流が悪くなっている方もいます。
当院の施術では、体の歪みを整えるだけでなく、心のストレスにもアプローチしていきます。なぜなら自律神経は、心と体の両方に深く関わっているからです。カウンセリングを通じて心の負担を軽くし、整体で体の緊張をほぐしていく。この両面からのアプローチが、午前中の症状改善には欠かせません。
特に午前中の症状は、予期不安や緊張感が強く影響しています。心理面のケアをしっかり行うことで、「明日の朝も大丈夫」という安心感を持てるようになり、それが自律神経の安定につながっていくのです。
実際に当院に通われた方の中には、「何年も朝起きられなかったのに、数週間で変化を感じた」という方もいらっしゃいます。もちろん、すぐに治るとは言えませんし、個人差もあります。でも、原因をしっかりと見つけて、適切に対処していけば、必ず改善の道は開けます。
午前中の辛さは、あなたの気持ちの問題ではありません。自律神経という体の仕組みの問題なのです。交感神経の切り替え、血圧調整、ホルモンバランス、睡眠の質、ストレス要因。これら5つの理由を一つずつ解決していけば、午前中から元気に過ごせる日が必ず来ます。
私も過去に自律神経の乱れで苦しんだ経験がありますので、あなたの辛さがよく分かります。一人で抱え込まず、専門家に相談してみてください。もし今、朝起きるのが怖い、午前中が憂鬱で仕方ないと感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。あなたが笑顔で朝を迎えられる日が来るよう、全力でサポートさせていただきます。いつでもお待ちしております。

