
院長:こいしお気軽にご相談ください!
人との関わりに悩み続けているうちに、気づいたら体調までおかしくなってきた、そんな感覚はありませんか。実は、人間関係のストレスは心だけでなく、自律神経にも大きな負担をかけてしまいます。
朝起きても体がだるくて動きたくない、仕事に行こうとすると動悸や息苦しさが出てくる、夜は疲れているのに眠れない。検査では「異常なし」と言われるのに、どうしてこんなにつらいのかと不安になってしまいますよね。
そんなとき、「もしかして自分の人間関係の悩みが影響しているかも」と感じた方に向けて、この記事では人間関係と自律神経失調症の関係性について、わかりやすくお伝えしていきます。人間関係と神経なんて関係ないと思わずに、体のサインに耳を傾けてみませんか。




人間関係のストレスで心身ともに限界を感じている方へ、経験と臨床例からお話ししていきます
人間関係でのストレスは、頭の中だけの問題に見えて、実は体の中では自律神経を通じて全身に影響を与えています。自律神経とは、心拍や呼吸、消化、体温調整などを自動でコントロールしてくれている神経で、24時間休むことなく働いている存在です。
この自律神経には、活動モードの交感神経と、休息モードの副交感神経があります。人間関係のトラブルや緊張が続くと、交感神経ばかりが優位になり、「常に気が張っている」「いつも緊張している」状態が続いてしまうんですね。本来であれば、休むときには副交感神経が働いて心と体を回復させてくれるのですが、その切り替えがうまくいかなくなってしまうのです。
当院に来られる自律神経の不調で悩む方には、いくつかの共通した性格や傾向があります。真面目で、責任感が強く、周りの期待に応えようとし過ぎるタイプの方がとても多いのです。
「迷惑をかけたくない」「嫌われたくない」という思いから、自分の本音を抑えてしまい、無理な頼まれ事も断れない。職場で理不尽なことがあっても、言い返せずに自分の中に溜め込んでしまう。家族の前では明るく振る舞い、弱音を見せられない。こうした積み重ねが、少しずつ自律神経を疲弊させていきます。
気づいたときには、「何に疲れているのかもよく分からないのに、とにかくだるい」「人と会うのがおっくう」「休んでも疲れが抜けない」といった状態になってしまうのです。
人間関係の悩みから自律神経が乱れてくると、体と心の両方にさまざまなサインが現れます。
体のサインとしては、朝起きた瞬間から体が重くて布団から出るのがつらい、頭痛やめまいが増えた、動悸や息苦しさが突然出てくる、といったものがあります。手足の冷えやほてり、しびれ感、胃腸の不調(食欲低下、胃のムカつき、便秘や下痢)などもよく見られます。
心の面では、イライラしやすくなる、些細なことで落ち込む、不安感が消えない、集中力が続かない、といった変化が出てきます。夜になると考え事が止まらず、なかなか眠れない、眠りが浅くて途中で何度も目が覚める、という睡眠のトラブルも起こりがちです。
このような状態が続くと、「自分は弱い人間なのではないか」「このまま普通の生活が送れなくなるのでは」といった不安が強くなり、さらに自律神経を追い込んでしまう悪循環に入ってしまいます。
改めて、「なぜ人間関係の悩みが、自律神経失調症という形で表に出てくるのか」というポイントを整理してみましょう。
ひとつは、逃げにくいストレスであることです。仕事の上司や同僚、家族、親戚、ママ友など、簡単に距離を置けない相手との関係ほど、ストレスは慢性化しやすくなります。逃げることもできず、我慢するしかない状況が続くと、自律神経は常に緊張モードのままになってしまうのです。
もうひとつは、「自分で自分を責めてしまう」ことです。「うまく対応できない自分が悪い」「もっと頑張らないといけない」「我慢が足りない」と自分を責め続けることで、心のダメージはさらに大きくなります。その結果、脳や神経に慢性的なストレスがかかり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまう。これが、人間関係の悩みから自律神経失調症に発展していく大きな理由です。
人間関係のストレスによる自律神経の乱れを放っておくと、症状が増えたり、深刻化したりしていきます。最初は「ちょっと疲れやすい」「最近眠れないことが増えた」程度だったものが、次第に仕事や家事が手につかないほどのしんどさへと変わっていくことがあります。
長期間にわたって自律神経の乱れを放置すると、うつ状態やパニック発作など、心の病へ進行するリスクも高まってしまいます。さらに、免疫力が下がり、体調を崩しやすくなることもあります。人間関係がしんどくて職場に行けない、家族と顔を合わせるのがつらいと感じるようになると、社会生活そのものに支障が出てしまうこともあるのです。
人間関係と神経なんて関係ないと思う方も多いかもしれません。でも、自律神経失調症で悩む多くの方のお話を聞いていると、その背景には必ずと言っていいほど、人との関わりに関するストレスが存在しています。
「性格の問題」と片付けてしまうのは、とてももったいないことです。真面目で優しいからこそ、人間関係で無理をし過ぎてしまい、自律神経が悲鳴を上げているだけかもしれません。少し視点を変えれば、自分を責める必要はないということに気づけるはずです。
人間関係の悩みから自律神経失調症になる理由を知って、「もしかして自分にも当てはまるかも」と感じた方もいるのではないでしょうか。もし、今の体調やメンタルの状態に不安があるなら、一人で頑張り続けるのではなく、早めに専門家に相談してほしいと思います。
当院では、自律神経の状態を客観的に確認する検査と、丁寧なカウンセリングを通して、あなたの心と体の負担を一緒に整理していきます。そして、整体による身体面へのアプローチと、人間関係のストレスへの向き合い方のアドバイスを組み合わせて、無理のないペースで回復をサポートしていきます。
人間関係の悩みやストレスは、自律神経に大きな影響を与えることがあります。人間関係と神経なんて関係ないと思わずに、何か体調の変化を感じたら、どうか我慢せずに相談してください。あなたが「また普通に笑って過ごせる日常」を取り戻せるように、いつでも力になります。

