燃え尽き症候群

燃え尽き症候群とは

燃え尽き症候群とは、長期間にわたって仕事や活動に過度に打ち込んだ結果、心身のエネルギーが枯渇し、意欲や熱意を失ってしまう状態のことです。まるで燃料が燃え尽きた炎のように、これまで持っていた情熱や活力が消失してしまいます。

世界保健機関（WHO）の国際疾病分類では、適切に管理されていない慢性的な職場ストレスによる健康状態への影響として定義されており、単なる疲労とは異なる深刻な状態として認識されています。

厚生労働省の調査データによると、一般市民の燃え尽き症候群発症率は約2割程度とされています。しかし、医療従事者などの対人サービス業では4割を超える高い発症率が報告されており、特に責任の重い職種ほど発症リスクが高くなっています。

日本の労働人口約6700万人のうち、推定で1300万人以上が燃え尽き症候群のリスクを抱えていると考えられ、現代社会における深刻な健康問題となっています。

燃え尽き症候群を放置すると、短期的には仕事のパフォーマンス低下、人間関係の悪化、睡眠障害、頭痛や胃腸症状などの身体症状が現れます。これらの症状は日常生活に大きな支障をきたし、生活の質を著しく低下させてしまいます。

長期的な影響では、本格的なうつ病への進行、アルコール依存症などの依存症発症、心血管疾患のリスク増加、免疫力低下による感染症への罹患率上昇が懸念されます。最悪の場合、完全な社会復帰が困難になり、長期間の休職や退職を余儀なくされ、経済的困窮や家族関係の破綻、さらには自殺念慮に至るケースも報告されています。

燃え尽き症候群の原因

当院では、さまざまな症状でお困りの方が多くお越しいただいていますが、その中で、燃え尽き症候群でお悩みの人も、一定数来院されています。

燃え尽き症候群の原因として次のものが挙げられます。

燃え尽き症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや心理的ストレス反応、身体的疲労の蓄積などが発生し、燃え尽き症候群が発症します。それは人によって違い、単に休息を取ったり環境を変えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。燃え尽き症候群は１５年以上の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

燃え尽き症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、副作用や依存性のリスクがあります。また、薬の効果には個人差があり、効果が現れるまで時間がかかる場合があります。薬の効果が切れると症状がまた再発しやすいのも問題です。

認知行動療法

効果を実感するまでに長期間を要し、継続的な通院が必要です。また、保険適用の回数制限があり、十分な治療を受けられない場合があります。カウンセラーとの相性によって効果に差が生じる可能性もあります。提供するのであれば、整体や他のセラピーとの併用が望ましいです。

休職指導

経済的な不安や職場復帰への不安が生じ、休職期間中も精神的ストレスが続く可能性があります。また、休職だけでは根本的な原因が解決されないため、復職後に再発するリスクも高いのが現状です。

生活指導

具体的な実践方法が不明確で、一人では継続が困難な場合が多く見られます。また、生活習慣の改善だけでは、職場環境や心理的要因などの根本原因に対処できないことが多いです。

燃え尽き症候群を改善するために

まずはあなたの燃え尽き症候群の原因を、検査やカウンセリングを通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまうと、かえって遠回りになるますし、改善も見込めないからです。

燃え尽き症候群の改善には、心身両面からのアプローチが不可欠です。当院では、単に症状を抑えるのではなく、根本的な原因を特定し、一人ひとりに最適な治療プログラムを提供しています。

当院は、さまざまな原因を想定した充実した検査で、燃え尽き症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして、計画立てて施術を進めていきます。

当院の特徴

治療家歴１５年以上の経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、17年間で延べ27000人以上の施術実績を積んだ院長が、問診から施術まですべて担当いたします。自身も自律神経失調症やパニック障害を経験し、心身の不調に深く向き合ってきた経験から、あなたの辛さや不安に真摯に寄り添います。

当院の院長は、心理カウンセラーとしても活躍しており、燃え尽き症候群の背景にある心理的要因にもしっかりとアプローチできます。単なる対症療法ではなく、再発防止も視野に入れたプログラムを提供しているのが当院の大きな特徴です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院やカウンセリングで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

燃え尽き症候群のQ＆A

燃え尽き症候群は自然に治りますか？

残念ながら自然治癒は困難です。適切な治療とライフスタイルの見直しが必要で、放置すると症状が悪化し、うつ病などより深刻な状態に進行する可能性があります。

燃え尽き症候群の人がやってはいけないことは？

無理な頑張りや完璧主義的な行動は避けるべきです。また、アルコールに頼る、一人で抱え込む、急激な環境変化を求めることも症状を悪化させる可能性があります。

燃え尽き症候群とうつ病の違いは何ですか？

燃え尽き症候群は主に職場ストレスが原因で、仕事に関連した症状が中心です。一方、うつ病は生活全般にわたって症状が現れ、より広範囲な影響を及ぼします。

どのくらいの期間で回復できますか？

個人差がありますが、軽度の場合は3-6ヶ月、重度の場合は1年以上かかることもあります。早期の適切な対処が回復期間を短縮する鍵となります。

仕事を続けながら治療することは可能ですか？

可能ですが、職場環境の調整や業務量の軽減が必要です。完全休職が理想的ですが、段階的な業務軽減から始めることも一つの方法です。

再発を防ぐ方法はありますか？

ストレス管理技術の習得、適切な境界設定、定期的な休息、サポートシステムの構築が再発防止に効果的です。根本的な考え方の見直しも重要です。

燃え尽き症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

心身両方に対応している当院の整体と燃え尽き症候群は、非常に相性がよく、中には劇的に改善するケースも見られます。

燃え尽き症候群から回復することで、単に症状がなくなるだけでなく、人生そのものがより豊かで充実したものになります。仕事に対する新たな視点を得て、プライベートとのバランスも取れるようになるでしょう。

燃え尽き症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。